出版社内容情報
今や、海だけでなく、土壌、空気にまで蔓延しているマイクロプラスチック。地球は、プラスチックごみに覆われた、まさに「プラスチック・スープ」状態です。プラスチックが普及しはじめて現在にいたるまでわずか70年の間に、本来の地球とはまったくちがうすがたになってしまいました。このままで、生き物は生きていけるのでしょうか。私たちが向きあうべき現実とは? 私たちがとるべき行動とは? 環境問題の「今」を考えます。
●地球はプラスチックの惑星
1.夢のプラスチック/2.海を漂うプラスチック/3.細かくくだけていくプラスチック/4.プラスチックに覆いつくされる地球/5.プラスチックであふれる地球
●地球からプラスチックをなくすために
6.プラスチックから生まれるアート/7.信念と希望のはざまで/8.感動を生むアイディア/9.やるなら今しかない/10.新しい時代が動きだした
内容説明
私たちが知るべき現実が、ここにある。私たちがとるべき行動を、考える。プラスチック・スープとは地球の海や土壌、空気までもがプラスチックに覆いつくされて引きおこされる環境問題。国連環境計画(UNEP)は、プラスチック・スープを、「世界中で取りくむべき最も重要な環境問題のひとつ」としている。
目次
地球はプラスチックの惑星(夢のプラスチック;海を漂うプラスチック;細かくくだけていくプラスチック;プラスチックに覆いつくされる地球;プラスチックであふれる惑星)
地球からプラスチックをなくすために(プラスチックから生まれるアート;信念と希望のはざまで;感動を生むアイディア;やるなら今しかない;新しい時代が動きだした;プラスチック・スープの日本)
著者等紹介
アビング,ミヒル・ロスカム[アビング,ミヒルロスカム] [Abbing,Michiel Roscam]
政治学者。2011年からアムステルダムのプラスチック・スープ財団(PSF)で、プラスチック・スープの解決に向けて積極的に取りくんでいる。PSFのウェブサイトで科学的調査と現在の状況について報告している他、オランダやその他の国ぐにでプラスチック・スープについて講演を行っている。また、著作も数多くある
藤原幸一[フジワラコウイチ]
生きもの写真家、作家。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を学ぶ。その後、野生生物の生態や環境に視点をおいて、世界中を訪れている。学習院女子大学・特別総合科目「環境問題」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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