それでも、母になる―生理のない私に子どもができて考えた家族のこと

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  • サイズ 46判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591163627
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

産まなければ母ではないのか。血がつながらなければ家族ではないのか。「女性」「母」「家族」について考える今読んでおきたい一冊。

内容説明

生き方に「普通」なんて、ない。結婚、離婚、出産、不妊、生死、性転換、特別養子縁組、里親…法律や血縁ではない、新しい「つながり方」に希望を感じる注目の著者デビュー作。

目次

生まれつき生理と排卵がない―私
1 あなたは私の特別なひと(16歳で妊娠、高校生で母になる―美菜子;大切な人の死とともに、歩み続ける―翠;私の事情を受け止めた人―夫)
2 産んでも、産まなくても(子宮がない、産まない人生を選ぶ―洋子さん;夫と腎臓をはんぶんこして生きる―はるかさん;産めない母と育てられない母―直美さん;養子、血のつながらない親の子―桜ちゃん;心許ない私の子宮に命を宿した子―娘)
3 家族という居場所をつくる(女から男へ、本来の性で家族を築く―ナリさん;里親、社会で子どもを育てるお母さん―綾子さん;私の居場所をつくる人―母)

著者等紹介

徳瑠里香[トクルリカ]
1987年、愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。出版社にて、書籍やWEBメディアの企画・編集・執筆を行った後、オーガニックコスメブランドのPR等を経て、独立。現在は、女性の選択と家族のかたちを主なテーマに執筆活動を行う。『それでも、母になる―生理のない私に子どもができて考えた家族のこと』が初の単著となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

7
生理がないのになんで子でもができるのだ?という素朴な疑問で手に取りました。初っ端の高校生で妊娠という話でこんなんが(どんなん?)続くのだったらちょっとしんどいな、と思ったのですが、家族とはなにか、の再定義のためにいろんなケースが綴られていました。同一世帯で雇用関係のないものが家族の定義だ、ってどっかで読みましたが、血縁の有無はもとより、明治以来の戸籍制度の枠におさまることが家族ではない、自分が帰属できる場所と思えることが家族なのだな、という結論でした。その形を望むように作っていく。自ら港を作るための作業。2019/11/22

おさと

4
家族のカタチいろいろ。2020/08/31

やまた

4
書店で平積みされているのをたまたま見て。どんなタイミングでどうやって妊娠するかってほんとわからないものだな〜。そして不妊治療からの特別養子縁組の話はやっぱり泣いてしまうのでした。。自分の両親には反対されたとあって、やーそうだよなーーという気持ち。でも実際に養子になった後はメロメロということも書いてあって、それもそうだよねぇーーーという気持ち。2020/01/22

Yuka

3
将来に漠然とした不安があって、私は結婚するという人生も母になるという人生も歩めないのかなぁと思うようになって久しいのだけれど、私はどこかで「正しい家族」の形に縛られていたのかもしれない。子どものいない夫婦やトランスジェンダー、特別養子縁組など、色んな家族の形を見て、正しいとかではなく色んな家族の形があるのだと思った。誰かとパートナーになることに一番乗り不安があるけれど、それならそれで今の家族を死ぬまで続けるでも良いのかも。結婚しない自分に引け目も感じていたけれど、自分の形を探していけば良いのかもと思った。2019/09/01

ERIKOF

1
家族や母、夫婦や性別とは何かと考えさせられる本。普通の家族、母、夫婦なんてどこにもない。でもそれは向き合う相手がいるからこそ関係性が築けることかもしれない。2023/09/22

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