出版社内容情報
2000万人が貧困、210万人が生活保護を利用――ストーリーとデータから考える、健康で文化的な最低限度の生活とは。
内容説明
現在、「日本に貧困はない」という人はいない。実際に、6人に1人が「貧困」と言われるこの日本で、「貧困」は私たちのすぐそばにある。しかし、私たちはそれを体感しているだろうか。「貧困」は数字で語られることが多いが、数字が語りかける「問題の深刻さ」は、必ずしも具体的なイメージをともなわない。本書では、ストーリーとデータの往還から「この国で貧困であること」の意味を浮かびあがらせていく。私たちは「貧困」とどう向き合い、乗り越えていけばいいのか。安易な絶望に陥らないための最良の入門書。
目次
第1章 路上
第2章 炊き出し・夜回り
第3章 生活保護
第4章 相談会
第5章 不正受給
第6章 若者
第7章 アパートとネコ
第8章 家族
第9章 暴力団
第10章 バッシング
著者等紹介
大西連[オオニシレン]
1987年東京生まれ。認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。新宿ごはんプラス共同代表。生活困窮者への相談支援活動に携わりながら、日本国内の貧困問題、生活保護や社会保障制度について、現場からの声を発信、政策提言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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