ポプラ文庫ピュアフル<br> この夏のこともどうせ忘れる

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ポプラ文庫ピュアフル
この夏のこともどうせ忘れる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591163436
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「夏・高校生・二人の関係の変化」をテーマに描く短編集。思わせぶりなタイトルにのせて送るムーディな物語たち。

内容説明

高校三年、受験生の圭人は塾の夏季合宿に参加し、学校で同じクラスの香乃と同室になる。苦手なグループにいる相手を窮屈に感じていたが、眠れない夜を過ごすうち、圭人は香乃にある秘密を知られてしまう―「空と窒息」など書き下ろし5編。夏休みという長い非日常、いつもと違う場所で出会い、交流する二人。暑さに眩む視界と思考の中で、変わっていく関係を描く。記憶に濃い影を落とすような青春小説。

著者等紹介

深沢仁[フカザワジン]
第2回「このライトノベルがすごい!」大賞優秀賞受賞作『R.I.P. 天使は鏡と弾丸を抱く』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

43
社会人の自由時間と、高校生の自由時間って、同じ60分だとしても密度が違う。言葉の軽さや、同時に軽いはずの言葉の重みも違う気がする…。もう二度と経験したくない10代のもどかしい時間を思い出しました。最初の20年ってなんでこんなに乗り越えるものが多いんだろ。2023/08/03

よっち

37
塾の夏季合宿に参加した受験生・圭人が抱える秘密、友人の家に姉妹で招かれる夏休みの日々、打ち上げ花火と男の子たちの夏、恋多き女子高生・梨奈が出会った篠くんとの恋、海で出会ったアオと出会い思い出す父親へ想い。夏休みという長い非日常を舞台に、いつもと違う場所で出会い、交流を深めてゆく中で、登場人物たちにこれまでなかった新たな心境が芽生えていく様子が繊細な描写で描かれてゆく連作短編集で、戸惑いながらも向き合い受け止めるようになってゆく姿がとても印象的でした。個人的には「昆虫標本」と「生き残り」が良かったですね。 2019/08/05

タカギ

34
8月中に読みたかったな…。夏、高校生、2人の関係の変化。短編が5つ。タイトルも表紙もまさに青春小説という感じで、内容がそれにも増して素晴らしい。男性と女性の一人称が交互にくるので、読み始めは若干戸惑うけど、すぐのめりこむ。全体的にうっすらセクシャルなものを感じさせる。とても良かったです。2019/09/01

りこ

30
高校生たちの夏のひとときを切り取ってガラス瓶の中に閉じ込めた、奇跡のような短編集。感性を突き刺すことばたちの間を揺蕩う。少年と少女が過ごす時間たちは、儚くて、退廃的で、溺れたくなるほど輝いてみえた。いちばん好きだったのは四編目の「生き残り」だ。まっすぐに恋をする女子高生が、同級生の男の子の事情を深く知り、腕を取ってどこかへ行こうとする。ずっとどこまでも行けるわけではないことを知りながら、それでも永遠を手に入れようとする姿に、胸がじくじくと痛んだ。濃密な時間たちを描いたこの作品集の表題を改めて見て痺れた。2019/08/06

海燕

27
高校生、夏、というキーワードは「青春」のイメージに直結する。5編からなる本書もこの図式から外れることはないが、青春小説にも、大人が読んでも楽しめるものと、主に青春の世代が楽しめるものとがあり、これは後者のようだ。あまり感情移入することもなかった。全ての作品が一人称で書かれていることも関係しているかもしれない。高校生の目線で読み進めることはやや無理がありそう(笑)。同じ若者を描くにしても、一歩引いて客観的につづられた物語のほうが安心して読めたように思う。「夏の直線」は落ち着いていて好みだった。2021/09/07

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