ポプラ新書<br> ひとりの覚悟

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ポプラ新書
ひとりの覚悟

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591161340
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0212

出版社内容情報

人生100年時代だからこそ幕引きは自分で決める。安楽死解禁、老議員創設など87歳を迎えた宗教学者が「理想の逝き方」を提言人生の幕引きは自分で決める。
87歳を迎えた宗教学者が、理想の逝き方を提言!


自分は何のために生かされてきたのか。死の間際まで私はそのことを問いたい。仏教の無常観と死への賢慮を織り込んできた日本人、87歳を迎えた宗教学者がその思想と文化をたどり、「真の成熟とは何か」「理想の逝き方とは何か」を問う。人生100年時代だからこそ、人生の幕引きは自分で決める。安楽死解禁、断食死、老議院の設立など、話題のテーマへの緊急提言!


【目次】
はじめに――理想の逝き方について考える
序章 緊急提言 いまこそ「死の規制緩和」を
第1章 告知の文化、気配の文化
第2章 未知なる死への向き合い方
第3章 人生100年時代とオキナの価値観
第4章 日本人と無常観
第5章 私が「これからの世」について語るなら


【著者略歴】
山折哲雄(やまおり・てつお)
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。『髑髏となってもかまわない』『義理と人情 長谷川伸と日本人のこころ』『「ひとり」の哲学』(以上、新潮選書)、『老いと孤独の作法』(中公新書ラクレ)、『私が死について語るなら』(ポプラ新書)など著書多数。

山折 哲雄[ヤマオリテツオ]
著・文・その他

内容説明

自分は何のために生かされてきたのか。死の間際まで私はそのことを問いたい。人生100年時代、私たちは自らの人生の結末を他人任せにしていいのだろうか。長い歴史において、仏教の無常観と死への賢慮を織り込んできた日本人。その思想と文化をたどり、真の成熟とは何か、理想の逝き方とは何かを問う。最晩年を迎えた著書が提言する、いのちのけじめ論。

目次

はじめに―理想の逝き方について考える
序章 緊急提言いまこそ「死の規制緩和」を
第1章 告知の文化、気配の文化
第2章 未知なる死への向き合い方
第3章 人生100年時代とオキナの価値観
第4章 日本人と無常観
第5章 私が「これからの世」について語るなら

著者等紹介

山折哲雄[ヤマオリテツオ]
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みねたか@

31
著者の本を読むのは初めて。標題のテーマである、一人の人間としていかに死と向き合うかということについては、あまり腹落ちしない。しかし、遺体が徐々に朽ちていく過程に接し死を確認することでプロセスとして死を受け止める「殯」の儀式の意味。日本人の精神世界が、仏教の無常観と、多くの天災を経る中で形成された天然の無常観が相通じて作られたなど、日本人の死生観に関する指摘には納得感がある。改めて、死と生そしてそのあわいが、断絶ではなく近しいものだということを感じる。2021/03/22

trazom

22
山折先生の本を集中的に読んだ時期があったが、最近は、少し暴発気味の主張に違和感を感じることが多い。この本も「90歳以上の安楽死解禁」という部分だけを取り上げると単なるセンセーションにすぎないが、内容はもう少し深い。死を点でとらえる西洋の思想に対し、日本人の死生観は、生と死は線で繋がっていると考える。だから、安楽死や終末医療などに、宗教界が積極的に関与しないことを批判するのは理解するが、「戦後、日本では宗教教育が疎かにされてきた」という指摘には抵抗がある。公教育が宗教に関与することに、私は、絶対反対である。2019/09/02

とく たま

3
よーわからんわ?  哲学でもなくスピリチュアルでもなくハウツーでもない⁉️ しかし、未練たらしく長いきなりせんとさっさと、死ね‼️ってのは、わかる🎵2020/07/12

とむ

2
近代になり失われた日本古来の死生観を再度見直し、これからの高齢化社会に如何望むべきかとの提言。やや偏った考えも見受けられるが、概ね同意できる内容。2022/05/03

きょ

2
宗教学者の山折さん、齢を重ねられ実に人肌に感じ入る内容の著書であった。高齢化社会を迎えている日本、日本人として考えさせられる一冊。2019/12/23

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