出版社内容情報
こぞうさんが山で出会ったのは、恐ろしいやまんば。和尚さんが持たせてくれた三まいのおふだで逃げ切れるのでしょうか……。
著者等紹介
中脇初枝[ナカワキハツエ]
1974年徳島県生まれ、高知県育ち。筑波大学で民俗学を学ぶ。高校在学中の1991年に『魚のように』で坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳でデビュー。2012年『きみはいい子』で坪田譲治文学賞を受賞、同作品は映画化された。創作の傍ら昔話の語りを行い、『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)などがある
加来哲郎[カクテツロウ]
1961年大分県生まれ。新潟大学農学部卒
青木稔[アオキミノル]
「まんが日本昔ばなし」制作会社美術部入社。美術部長を経て劇場長編などを手がけ10年後独立。仕事の幅を広げ児童書イラスト、海外向け壁紙画、NHK連続TVドラマタイトル画などを手がける。現在ボタニカルアート指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡
44
世界名作絵本が好きな人や昔話が好きな人にオススメの1冊です!娘ちゃんからは、質問攻め!「お札って何?」「あまだれって何?」と、なかなか物語が前に進みませんが、はらはらどきどきする内容なので引き込まれている様子。息子くんは、分かっているのか、わかっていないのか?不思議そうに聞いていました。やまんばが最後にどうなったのか‥娘ちゃんは非常に気になる様子!ママもどうなってしまうのか‥いろいろ考えてしまいます‥笑。親子で一緒に仲良く、はらはらどきどきする昔話を楽しめる素敵な絵本です!2023/12/26
annzuhime
28
図書館本。3歳の三女がチョイス。3枚のお札って一度聞いたら忘れられない結末だよね。三女もビックリしてた。「えっ、やまんばが…」って。笑2022/11/21
十六夜(いざよい)
11
自分が子供の頃に「日本昔ばなし」で見て覚えていた作品。子供に読むうちに、なんだかとても懐かしい気持ちになれた。山姥から逃げる為に和尚さんに貰った3枚のお札を駆使する小僧さん。つい、どんな使い方が一番効率的が考えてしまった。2021/01/24
退院した雨巫女。
10
《本屋》三枚のお札私もほしい。いや、和尚様私も弟子になりたい。2019/03/31
遠い日
2
中脇初枝再話。好きな昔話です。絵はカジュアルですが、なかなか山姥の怖さが出ていて、怖さも楽しめる。テキストも簡略化されていますが、ストーリーはしっかり入って来る。小僧さんのピンチ、三枚のお札が助けてくれます。でも、小僧さんを助け守り抜いてくれたのは、和尚さんでした。2024/03/03