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革命―仏大統領マクロンの思想と政策

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591158357
  • NDC分類 312.35
  • Cコード C0023

出版社内容情報

39歳でフランス大統領になったマクロン氏の自著。知られざる生い立ちから、フランスの再興戦略、欧州の政治・経済の展望を語る【フランス大統領・マクロン氏 唯一の自著!】

フランスはなぜ、39歳の大統領を選んだのか――?

移民・難民の受け入れ反対や、極右政党が台頭する中、
2017年のフランス大統領選挙では、無所属のマクロン氏が選ばれた。
その知られざる生い立ちから、
フランスの再興戦略、欧州の政治・経済の展望をマクロン氏本人が熱く語る。

【解説】
●池上彰
フランス革命を実現したフランスだからこそ、グローバリズムの波に翻弄される今、マクロンは、新たな政治参加(アンガージュマン)による「フランス革命」を実現しようではないかと呼びかけている。(中略)
日本でもアンガージュマンは実現するだろうか。

●増田ユリヤ
社会が低迷し、政治(や政治家)に対する評価も厳しくなる中で、ここまで現実を直視し、問題提起をストレートに口にできるマクロン大統領のような新しいリーダーを世に送り出すことができる国。それこそが、革命によって民主主義を勝ち取ったフランスの底力なのだろう。

【プロフィール】
エマニュエル・マクロン
第25代フランス大統領。1977年生まれ。フランス北部アミアン出身。パリ第10大学哲学修士号取得。パリ政治学院、国立行政学院(ENA)を卒業。2004年にフランス財政監査総局の財政監察官となる。2008年にロスチャイルド投資銀行であるロチルド&Cieに入行。2012年からオランド前大統領の側近を務める。2014年に経済・産業・デジタル大臣に就任。「経済の成長・活動・機会平等のための法案」いわゆる「マクロン法」を提出し、2015年に発効された。2016年、政治グループ「En Marche!(前進!)」を結成。閣僚を辞任した後、2017年大統領選挙への立候補を表明する。2017年5月の決戦投票にてマリーヌ・ル・ペン候補(国民戦線党首)をやぶり、39歳の若さで大統領に就任した。翌月に行われたフランス国民議会(下院)選挙で、「前進!」を母体とした新党「共和国前進」は中道政党である「民主運動」と連立を組み、両党で定数の6割を超える350議席を獲得した。

エマニュエル・マクロン[エマニュエルマクロン]
著・文・その他

山本 知子[ヤマモトトモコ]
翻訳

松永 りえ[マツナガリエ]
翻訳

内容説明

自らが語る生い立ち、フランス再興戦略、欧州の政治・経済の展望。世界の変化を掴む必読書。

目次

第1部 思想(私は何者か;私が信じるもの;私たちフランス人は何者なのか? ほか)
第2部 戦略(未来への投資;フランスで生産し、地球を守ること;すべての子供たちに学ぶ機会を ほか)
第3部 未来(フランスの意志;いかにしてフランス国民を守るか;運命をコントロールする ほか)

著者等紹介

マクロン,エマニュエル[マクロン,エマニュエル] [Macron,Emmanuel]
第25代フランス大統領。1977年生まれ。フランス北部アミアン出身。パリ第10大学哲学修士号取得。パリ政治学院、国立行政学院(ENA)を卒業。2004年にフランス財政監査総局の財政監察官となる。2008年にロスチャイルド投資銀行であるロチルド&Cieに入行。2012年からオランド前大統領の側近を務める。2014年に経済・産業・デジタル大臣に就任。「経済の成長・活動・機会平等のための法案」いわゆる「マクロン法」を提出し、2015年に発効された。2017年、39歳の若さで大統領に就任

山本知子[ヤマモトトモコ]
仏語翻訳家。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。東京大学新聞研究所研究課程修了

松永りえ[マツナガリエ]
仏語翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読書ニスタ

31
まさに王子。 優しく知性的、混沌のフランス社会から、EU、世界、未来、科学、格差に問題の眼差しを向ける。右も左もまとめて面倒みましょうとは、まさに、神々しいばかりの救世主ぶりだ。 就任2年目にして彼の国は暴動の最中にある。当然、彼の政治生命を総括する時でない。彼の清らかさは、まるで中二病のようだし、全てを助けることは、全てを敵に回すことと同義である。戦線の拡大は、兵士の弱体化と疲労をもたらす。76百万人しかいないフランス国民が取るべきは、一点突破ではないのか。 今こそ、がんばれ、光の騎士。2019/02/04

きいち

28
フランスの抱える課題に対する彼の現状認識が、あまりに日本のそれと近いのにのまず驚かされる。グローバル化、デジタル化、格差の拡大とそれらがもたらす不信感の拡大。そこにどう立ち向かうかの議論を、彼は、フランス人のアイデンティティをフランス語におくことから始める(中村雄二郎が日本のそれを日本語としたのを思い出す)。公教育と交通が統合を形成し、「解放」という国家プロジェクトが始まったこと。伝統としての社会参加<アンガージュマン>。ずっと、日本だったら?と考えながら読み進められる、当事者性のとても高い本、よかった。2018/08/27

sayan

23
2年前の2016年5月7日最年少でフランス大統領に選出されたマクロン氏自身の著作。かつてサルトルが唱えた「アンガージュマン」が何度も文中に登場する。それは(現代の文脈においてより)社会・政治参加に重きをおく本人の価値観は、有名な「右でも左でもなく前へ(Ni droite, ni gauche)」という政治活動で体現されている。その中で国家の分断を直視しながら統合を意識した社会のアイデンティティを再構築するもアイデンティティクライシス=フランスの大義を弱体化の要因が米国で台頭したそれと同様と見る点は示唆的。2018/05/07

空のかなた

16
39歳の若いフランス大統領。表紙の意志の強そうな横顔に惹かれて購入。演説を聞いているような一冊。「前進」というキーワード。「アンガージュマン」として、多難な課題や考え方の違う派閥等、困難なことは十分承知しているが、これからのフランスのためには「私は…に取り組む」とコミットメントしている。教養深く、しかも、幼いころから議論や演説の経験を積んできたことがにじむ。39歳でここまで揺るがないものを持っているひとが大統領であるフランス。自国の日本の政治家、首相はこれでいいのだろうか、と疑問を感じてしまう。溜息一つ。2018/11/16

Yuji

11
フランスオリンピック前にどうしても読み切りたくて、何とか間に合った。39歳の若さにして、仏大統領に就任した彼が翌年の40歳著書。この1節が最も刺さった。『フランスは1つの国家であるとともに、1つのプロジェクト、人々を解放する国家のプロジェクトなのである』  彼は国民に語りかけるとき、必ず女性たちをファーストで呼びかける。本書で繰り返されるアンガージュマンとは、政治・社会に主体的に参加すること、コミットし行動すること。一人一人が自分の居場所で現実を変え、行動を展開し、実行する人たちとなることを願っている。2024/07/26

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