出版社内容情報
中学2年生になった、サク、ハセ、チカの3人組。サクはチカの事が好きなのにバレー部のエースの水瀬さんのことも気になり……。
内容説明
サク・ハセの幼馴染み男子コンビに、フシギ少女・チカが加わった仲良し3人組。中2のクラス替えでひとり離れてしまったサクは、バレー部のエース・水瀬さんから思ってもみない告白を受ける。夏休み、合宿と称して3人組はハセの親戚の家へ。そこで変なしゃべり方だけどやたらと美人の高校生・桐子さんに出会い、サクは人が恋に落ちる瞬間というものを初めて目にする。親友・ハセの一心な恋は、眠っていた記憶と未来を結び―。「朝日中高生新聞」で人気沸騰!青春のもどかしさときらめきを描く快作。
著者等紹介
小嶋陽太郎[コジマヨウタロウ]
1991年長野県松本市生まれ。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
61
中学2年生の少年少女3人が経験する10日間の夏物語。ハセ、チカ、サク。純粋で透明感全開。神社で小学生と缶蹴りするシーンもなんか良かった。缶蹴り好きだった。鬼のスキを狙って缶を蹴った瞬間のヒーローに成れた!という感じ。これは、余談だった。いずれにしても、この作品、14歳の少年少女が美しく健全に成長していく。良い作品に出会えた。夏の終わりにピッタリでした。オススメします!特に高校生くらいの方へ!2022/08/30
こみっくま🍏10
57
『ぼくのとなりにきみ』の続編。長谷川調査隊結成から一年を迎えるハセ・サク・チカは中二になった。調査隊という割に活動はほとんどしていない。ハセの親戚の家に10日間の夏合宿をすることになった3人。今回は少し大人になった3人の淡い恋の話をメインに展開する。随所でハセの強烈キャラを笑いにしてはいるが全体的に起伏がなく淡々としている印象。でも3人のやりとりがほのぼのとしていてずっと見守っていたくなる。続編出て欲しいな。中高生新聞の連載だったらしくまさにジュニア世代に読んでほしい本。ハセが特にカッコイイなあ。2017/09/30
ぶんこ
54
前作で「長谷川調査隊」として活躍したハセ、サク、チカの3人組が2年生になりました。が、サクだけがクラスが別となってしまう。仲良し3人組だったのに1人だけ離れてしまうのは辛い。サクの募る疎外感が共感できて切なくなりました。そんな時、同じクラスになったバレー部の元気女子水瀬さんがハセを好きになり、サクに相談してくる。中2とは思えない長谷川調査隊の面々に、仄かな恋愛問題が浮上。猫探ししか調査対象が現れない調査隊は、夏休みをハセの親の田舎へ合宿へ。そこで出会ったヨダとハセには因縁が?ハセの成長が楽しみです。2021/05/27
ミーコ
52
初読みの作家さん。表紙を見て 爽やかな青春ストーリーかと手に取ってみたのですが 中々 深いお話で色々 考えさせられる内容でした。中学生にしては幼い気もしましたが 桐子さんと出会ってから謎が気になり一気読みでした。一夏の冒険で ハセ・チカ・サクは成長出来たと思います。他の作品も読んでみたいと思います。2017/11/26
信兵衛
36
中2生、ひと夏の物語。こんな夏休みを遅れたらどんなに素敵なことかと、ひたすら羨ましくなります。2017/09/18