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講談社学術文庫
太平洋戦争の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596696
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

出版社内容情報

恐慌、軍国主義、戦争と奇跡の復興――
昭和史の深層を探る

1941年12月8日未明、真珠湾奇襲に始まった太平洋戦争。緒戦の南方進撃もミッドウェーを境に戦局は一転。ガダルカナルをはじめ太平洋諸島の激戦で兵士は死線をさまよう。特攻隊も組織され、本土空襲は銃後の生活をも戦火に巻きこんだ。沖縄戦、原爆投下、そして敗戦。公文書や当時の日記類を駆使し、未曾有の戦争を臨場感あふれる筆致で描く。


序――「太平洋戦争」という日本語
第1章 太平洋戦争の起因
第2章 太平洋戦争の開始
第3章 南方侵攻作戦の展開――フィリピン・マレー・ジャワ占領
第4章 戦局の転換――アメリカ、大反攻を開始する
第5章 虐殺の構図
第6章 「大東亜共栄圏」の虚像と実像
第7章 子どもたちの6年間――「自分史」としての戦争
第8章 敗北への道
第9章 「大日本帝国」哀史
第10章 日本敗戦


黒羽 清隆[クロハ キヨタカ]
著・文・その他

内容説明

一九四一年十二月八日未明、真珠湾奇襲に始まった太平洋戦争。緒戦の南方進撃もミッドウェーを境に戦局は一転。ガダルカナルをはじめ太平洋諸島の激戦で兵士は死線をさまよう。特攻隊も組織され、本土空襲は銃後の生活をも戦火に巻きこんだ。沖縄戦、原爆投下、そして敗戦。公文書や当時の日記類を駆使し、未曽有の戦争を臨場感あふれる筆致で描く。

目次

第1章 太平洋戦争の起因
第2章 太平洋戦争の開始
第3章 南方侵攻作戦の展開―フィリピン・マレー・ジャワ占領
第4章 戦局の転換―アメリカ、大反攻を開始する
第5章 虐殺の構図
第6章 「大東亜共栄圏」の虚像と実像
第7章 子どもたちの六年間―「自分史」としての戦争
第8章 敗北への道
第9章 「大日本帝国」哀史
第10章 日本敗戦

著者等紹介

黒羽清隆[クロハキヨタカ]
1934~87。東京教育大学文学部史学科卒業。高校教諭を経て、静岡大学教育学部教授を務めた。専攻は日本史学・日本近代史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nnpusnsn1945

50
今年で開戦から80年が経過した「太平洋戦争」をうまく纏めた通史。36年前の文だが、今でも十分通用する。著者の黒羽清隆は50代で急逝しているが、他の著作も文庫化してほしい。日記(著者を含めた)市民の生活、疎開、空襲、原爆から南方の戦線(ガダルカナル、インパール作戦)、大東亜共栄圏の実相(中国人強制連行も記載)と、幅広い分野を扱っている。シンガポールの華僑粛清事件の、「償いができたか疑問に思う」の一文は決して忘れてはならない。2021/02/26

skunk_c

23
1985年の作。タイトルに象徴されるように、「戦史」ではなく「歴史」。あの大変な時代をコンパクトにまとめているが、要を得て簡であり、色々読んできた中で、あの時代を理解するのに最も適切な1冊かも。講談社現代新書時代に読んでいるとも思うのだが、今回手にして本当に人に勧められる本だなと思った。著者自身はこの時代国民学校(今でいう小学生)で、疎開体験なども書いているのだが、その自分のご自身の正直な「軍国少年」ぶりを披瀝する中に、あの戦争の恐ろしさを感じた。批判は声高でなくても、事実に語らせればいいのだ。2018/10/06

よこしま

21
大本営、南方総軍、方面軍、十五軍という“ばか”の四乗がインパールの悲劇を招来した◆この言葉、佐藤中将の回想録なのですが、この一戦に限らず、開戦してしまったのも、ガダルカナルも、原爆を落とされ終戦に至るまで全ての事象にあてはまるかと思います。◆分厚いですが読み応えのある一冊です。全てを無事消化したとも思わないので十回、二十回読み直すべきかと。◆インパールやガダルカナルだけでなく五章の「虐殺の構図」、六章の「大東亜共栄圏の虚像と実像」など、第日本帝国軍の惨さが伝えられており、お勧めしたい一冊です。2019/08/13

てつのすけ

18
なぜ、海軍兵学校、陸軍士官学校などを卒業した優秀な人達が、精神論で戦争に勝てると判断したのか?本書を読み、ますますこのように感じた。2023/11/18

らて

14
ここ2作品ほど太平洋戦争に関わる本を読んでいるなかで、知識欲が沸き、勢いで購入・即読了。 現代の感覚からはとても理解できないことばかりだが、当時は当時なりの信条と常識に基づき、殉じていったのであろう。今現在の常識や教育が、果たして50年後に、何処まで残っていることだろう?善悪様々な事を、深く読者に考えさせる本。2017/12/07

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