出版社内容情報
お墓の前に忘れられていた一冊の本。『灰色の本』と題されたその本を手にとったときから、彼女は怪談の世界にまきこまれていく……。
内容説明
お墓の前に忘れられていた一冊の本。『灰色の本』と題されたその本を手にとったときから、彼女は怪談の世界にまきこまれていく―。「この世」と「あの世」のはざまにとどまっている人は、灰色の存在になるらしい。ほら、あなたのそばにも灰色の人が…!小学校上級~。
著者等紹介
緑川聖司[ミドリカワセイジ]
『晴れた日は図書館へいこう』で日本児童文学者協会長編児童文学新人賞佳作を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねこうさ✿
3
この世とあの世の間の色、灰色にまつわる怪談。「防犯カメラ」防犯カメラにのみ映る何か。見る機会はないけれど、防犯カメラのチェックとかやりたくないなぁ。「灰色の糸」読み手に実行させることで成立する怪談。本物の怪談を集める手段になりそう。こっちの山岸さんも祠を探しているそうだ。だから山岸は一体何者なんだ。2017/08/14
なお
1
ほかの怪談と違って「灰色の糸」はまた異なる怖さがある。怪談も面白かったけど雄人くんの恋模様もまた気になる話だった……2018/05/13
ユウ
1
久し振りの怪談シリーズ、やっぱり面白かった。怪談の引き出し多いなー。山岸良介のシリーズの方は未読だけど、まだ謎のままなのか(笑2018/02/08
Theodore
0
怪談を集めた短編集。ホラー云々よりも主人公が石垣のところで見捨てて逃げてしまった年上の女子はあの後無事に逃げ切れたのか、また電話ボックスに車が突っ込んだなら絶対あの後主人公達も事情を聞かれてるだろ、とかそっちの細かいことの方が気になってしまった。2024/07/18
kanon
0
このお話がもう一つとどう繋がるのか気になります。山岸さんどこにでも出てくるけど、全部同じ姿みたいで、一体何者なんだろうと思います。2020/04/21