出版社内容情報
鬼の少年との出会いが、少女をめざめさせていく。自らの力、そして運命に。ロマンスの名手が放つ、巡りゆく魂と愛の物語!14歳の誕生日を目前にひかえたある夜、千風のまえにあらわれた、美しい鬼の少年。彼のことを知っていることは感じるのに、何も思い出せない……。心のざわめきとともに、すこしずつ千風のなかでめざめていく、大きな力。それは300年前の千風のもつ、切ない記憶と結びついていた――。
ロマンスの名手・名木田恵子が放つ、巡りゆく魂と愛の物語!
名木田 恵子[ナギタケイコ]
内容説明
―300年、きみを待っていた。鬼の少年と出会い、少女はめざめる。自らの「力」、そして運命に。ロマンスの名手が放つ、巡りゆく魂と愛の物語。
著者等紹介
名木田恵子[ナギタケイコ]
東京都出身。児童書の作品のほか、水木杏子のペンネームで漫画の原作を数多く手がけた。『レネット 金色の林檎』(金の星社/後、講談社青い鳥文庫に収録)で2007年度日本児童文芸家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つき
12
千風は14歳の誕生日を前に、美しい少年の鬼の不思議な夢をみる。 アッサリした文章だけど、想像力で補完して楽しく読めた。想像力万歳! 少女漫画にしたらおもしろそう。 2017/05/28
青いトリ
5
面白そうだったんだけど、話に入り込めずに終わってしまった。これが全5巻とかで書かれてたらはまっていたかも! 最後はそっちの世界でいいの?と思ってしまった。2018/09/26
mayuri(Toli)
5
主人公とヒーローが甘いのは、もう本当に甘いのですが、ときめき要素よりはそれとはまた別種のドキドキ感が勝りました。どういう風になるのだろう、というような。 さらりと読めるのに不思議な余韻のある作品で、読んででよかったなあと思いました。 さらりと和風要素のロマンスが読みたい方はぜひ。 しかし美貌の鬼と書かれた稀人よりも、文章からは祷の方が美少年感が伝わってきました。そういう所はちょっと残念かも。 それでも面白かったです!2017/04/19
依音@いおん
5
久しぶりに読んだ名木田先生の物語。最初に読んだのは小学2年の頃かな…?「ふーことユーレイ」シリーズが好きでした…!2017/03/28
ゆたこまち
5
切ないなぁ。 漫画を読んでる感じでした。2017/03/17