ぼくのとなりにきみ

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ぼくのとなりにきみ

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591153420
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

出版社内容情報

冒険にも恋にもひたむきな、クラスではちょっとだけ変わり者の三人組が奇跡を起こす! くじけそうな心に響く、青春小説の快作。クラスではちょっとだけ変わり者の3人組、冒険も恋もひたむきに
慎重で大人っぽいサクと、スポーツ万能で天真爛漫なハセは、仲良し中1男子コンビ。夏休みの最終日、町の古墳へ冒険に出た二人は、謎の暗号を拾ってくる。教室で解読にいそしんでいると、いつもフシギな行動が目立つ近田さんが割りこんできて、暗号調査隊に加わることに。最初は乗り気になれないサクだったけれど、無防備な笑顔やまっすぐに歌う姿を見るうち、近田さんが気になっていく。彼女の奇行には、どうやら秘密があるようで――。
くじけそうな心に響く、青春小説の快作。

むずむずした。そわそわした。
心がくすぐったくって、じっとしていられなくなった。
やっぱり小嶋陽太郎は、チャーミングの天才! ――吉田大助氏(書評家、ライター)


<著者略歴>
小嶋陽太郎(こじま・ようたろう)1991年長野県松本市生まれ。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。著書に『気障でけっこうです』(角川文庫)、『火星の話』(KADOKAWA)、『おとめの流儀。』(ポプラ社)、『こちら文学少女になります』(文藝春秋)などがある。

小嶋 陽太郎[コジマヨウタロウ]

内容説明

慎重で大人っぽいサクと、スポーツ万能で天真爛漫なハセは、仲良し中1男子コンビ。夏休みの最終日、町の古墳へ冒険に出た2人は、謎の暗号を拾ってくる。教室で解読にいそしんでいると、いつもフシギな行動が目立つ近田さんが割りこんできて、暗号調査隊に加わることに。最初は乗り気になれないサクだったけれど、無防備な笑顔やまっすぐに歌う姿を見るうち、近田さんが気になっていく。彼女の奇行には、どうやら秘密があるようで―。きみを助けたいと思う気持ちが、自分の弱さに気づかせてくれた。3人組が起こすキュートな奇跡!

著者等紹介

小嶋陽太郎[コジマヨウタロウ]
1991年長野県松本市生まれ。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

114
中学生3人の冒険小説です。 多少強引な感じですが、よみやすく個人的には謎解きが面白かったです。というか、その謎が…。 先生、先輩、家族と脇役の人たちも面白いし、その辺も書き込めばもっと面白くなりそうです。特に絵を描く先輩に関しては、もう少し読みたかったかも。 最近の少年少女にしては、少し純粋すぎる気もするし、鈍感な気もするけど、こんなものなのでしょうね。 そして、長谷川調査隊の初任務が終了しました。 ただ、タイトルがね。もう少し印象に残るものにできなかったのかな。 2020/07/27

mocha

106
臆病で劣等感のかたまりみたいなサク。天真爛漫な親友ハセに、無理やり「長谷川探検隊」に入れられ古墳を探検することに。天然系少女チカも加わって、わくわくしたりモヤモヤしたりの中1ライフ。洞穴で拾った暗号からは意外な事実が!最初はサクのいじけっぷりにイラッとしたけれど、いつの間にか、少しずつ成長する姿を微笑ましく思う自分がいた。自信が持てない思春期に、一歩前に進もうという勇気をもらえそうなお話。2017/11/04

ウッディ

99
能天気で行動力のあるハセと人付き合いが苦手な僕・サク、夏休みの自由研究で古墳を探検していた二人は、洞窟の中で謎の暗号を見つける。クラスで浮いた存在の女子・チカを加えた帰宅部3人組での暗号の謎解きが始まる。スポーツが苦手で元水泳選手の父の期待に応えられない僕、交通事故で寝たきりになった姉に代わって期待に応えようとするチカ、友情と愛情との境界があいまいな感情の中で悩み、成長していく3人が眩しかった。懐かしさとともに、その場に留まっているより、一歩踏み出した先に、意外な楽しさが待っていることを再認識しました。2022/08/17

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

78
83/100点 初読みの作家さんです。中1男女3人が繰り広げる、冒険や恋や友情を描いた青春物語。家族への葛藤を抱えた主人公が、友達との暗号の謎解きや学校の合唱コンクールを通じて、成長していく物語です。最初は主人公サクの優柔不断な性格にイライラしましたが、ある事件をきっかけに徐々に頼もしくなっていく姿に好感が持てました。読んでいて、中1という年頃が子供から大人になっていく過渡期なんだなと、改めて感じました。読後感も良く、爽やかな印象の作品でした。2017/07/14

J D

63
 先に「ぼくらはその日まで」を読んだことを少し後悔した。これを読んでから次に進めば良かった。この作品は、サク、ハセ、チカが中学一年生。謎解きよりも、物事に対する取り組む態度のサクとチカの違いが痛々しかった。また、その背景にあるそれぞれの理由が青く切ない。これを知った上で「ぼくらはその日まで」を読みたかった。しかし、まあ、それは私の勝手な都合。この作品には、無関係。自分も中学時代に戻った気になれる上質な作品だった。2022/09/30

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