ポプラ新書<br> 死に逝く人は何を想うのか―遺される家族にできること

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ポプラ新書
死に逝く人は何を想うのか―遺される家族にできること

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591153215
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ホスピス音楽療法士として1200人以上を見届けた著者が、穏やかな「見送り」のあり方を提案する希望の書。一回しかない「最期のお別れ」を、
かけがえのない時間にするために――。

大切な人との死別はつらい。
あまりのつらさに誰もが打ちひしがれるだろう。
そもそも私たちは死に逝く人の気持ちがわからない。
だからこそ遺される家族は途方に暮れてしまう。

「何を考えているかわからない」
「一緒にいるのがつらい」

私たちは、どうすれば末期の患者さんに寄り添い、
サポートすることができるのだろう?

本書は、1200人以上の人生を見届けた
ホスピス音楽療法士が、24の実話を紹介しながら、
穏やかな「見送り」のあり方を提案する希望の書だ。

■本書の構成
はじめに
第一章 死に直面した人の心の変化
第二章 大切な人のために家族ができること
第三章 グリーフについて――悲しいのは、当たり前のこと
おわりに

■24のケース
トム――誰にもわかってもらえない気持ち
池田さん――あきらめたわけじゃない
ローラ――信じられないし、信じたくない
エリカ――なんでこんなことになったの?
清水さん――「老人ホームに入れるなんて親不孝な娘だ!」
大嶋さん――「頑張って」「元気になってね」の言葉がつらい
ジェーン――明日、目が覚めなければいい
川井さん――心配なのは、いつまで生きるかわからないこと
北田さん――もしかしたら治るかもしれない
白鳥さん――まだ死にたくないけど、もう近いと思う
アレン――娘の成長を見届けたい
坂口さん――あなたのために唄うワルツ
チャールズ――母のロザリオを探して
月舘さん――「治ったら、また会えるから」
小原さん――姉との電話
荒井さん――戦火を生き延びて
岡本さん――伝えたいのは「ありがとう」だけ
千葉さん――「ごめんなさい」
井出さん――母ちゃんのおかげで幸せだった
伊藤さん――私がここにいる理由
ユージーン――「そろそろ部屋を片づけるとき」
平野さん――明日、家に帰らないといけない
前田さん――死んだ母さんが見える
早川さん――音楽が最期の贈り物

■著者情報
ホスピス緩和ケア専門の米国認定音楽療法士。アメリカのホスピスで10年間音楽療法を実践。13年に帰国、15年から青森慈恵会病院緩和ケア病棟でセッションを提供。著書に『ラスト・ソング』(ポプラ社)がある。

佐藤 由美子[サトウユミコ]

内容説明

1回しかない「最期のお別れ」を、かけがえのない時間にするために。大切な人との死別はつらい。あまりのつらさに誰もが打ちひしがれるだろう。そもそも私たちは死に逝く人の気持ちがわからない。何かしたいのに、何をしたらいいかがわからない。どうすれば、末期の患者さんの心に寄り添い、サポートできるのだろう?本書では、1200人以上の人生を見届けたホスピス音楽療法士が、数多くの実話を紹介しながら、穏やかな「見送り」に必要なことを説く。

目次

第1章 死に直面した人の心の変化(孤独感;ショックと否定;怒りと悲しみ;不安と恐怖;希望)
第2章 大切な人のために家族ができること(やり残したことを叶えるためのサポート;その人の人生の物語を知る(ライフ・レビュー)
正直な会話をする―そのための三つの言葉
象徴的なメッセージを見逃さない
音楽で気持ちを伝えるためのヒント)
第3章 グリーフについて―悲しいのは、当たり前のこと(グリーフを経験している人の心;遺される子どものグリーフについて)

著者等紹介

佐藤由美子[サトウユミコ]
ホスピス緩和ケアを専門とする米国認定音楽療法士。バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業後、オハイオ州シンシナティのMusic Therapy Servicesに所属し、ホスピスで10年間音楽療法を実践する。米国音楽療法学会誌“Music Therapy Perspectives”やオンラインジャーナル“Voices:A World Forum for Music Therapy”にて、音楽療法に関するさまざまな論文や記事を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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サワコ

4
あのとき、、、もっと何か出来たのではないか、もっとして欲しいことがあったのではないか、、、と思いを巡らせることがあります。送る側、送られる側、誰でもどちらとも経験するわけですから、今、知っておきたいと思い手に取りました。今年のマイベスト本です。2017/11/19

くらーく

3
音楽ってイイですな。亡くなった義父のお見舞いに使えれば良かったなあ、と。 2019/08/17

イチゴタルト

3
もし最後に言葉で伝えることができなければ音楽を活用したいと思えました。2017/07/29

okatake

3
人が死ぬということは、その人だけが経験すること。周りの人間は死ぬことは経験できないのです。遺される家族ができることは、その環境を整えることです。一つは、コントロール感。自分で選択できる感覚を与えること。そして、死に至るまでの恐怖感を癒やす共感をしてくれる人なのです。 人は、死ぬときに人生で得たものを持っていくことはできません。できることは、残していくこと。回想や言葉は、過去を振り返り、内省し、生きてきた意味を考えることができるのです。何を残したのか、残していくのかは死に際には大切なことなのかもしれません。2017/04/01

dingdong

2
音楽療法士である著者が、アメリカと日本でかかわった終末期患者とその家族の最後の日々を考察。 本人はたいてい自分の死期を悟るとの話に救われた。 つい数日前、私の父は医師から自分の現状の説明を受け、今後の事を受け入れた。でもやはり、気持ちは毎日揺れ動いている。なんと声掛けしたらいいかわからないけれど、ただただ、毎日会いに行く。少なくとも私が行くと嬉しいと言っていたから。いろいろヒントになる本。ありがたい。 i-podに父の好きなクラシックの音楽を入れて持っていこうと思った。2018/10/10

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