出版社内容情報
子どもたちが初めて出会い、本当の友達、本物の仲間となっていく喜び、チームでものを作る楽しさが、ヴィヴィッドに描かれた物語。
手作り壁新聞の魅力が、今の時代だからこそ新鮮に伝わります。
高楼方子の貴重なリアリズム長編。
●あらすじ
9月のある土曜日の朝、5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、偶然出会った。
それまで存在することすら知らなかった三人なのに、その日のお昼まえには、児童館の掲示板の壁新聞「モモモ館」づくりに夢中になっていた。
新聞づくりを通して、3人は、思いがけず、替え玉作戦やどろぼう事件に関わることになり、さらにリッくんとコータという仲間も増え……。
本物の仲間に出会った子どもたちの輝くような日々が続いていきます。
1〈ニレ〉の木の下で/2 とり残された三人/3〈モモモ館〉計画/4 新聞づくり/5 リッくん/6 オリジナルポストカードの危機/7 かえ玉作戦/8 大伯母さんの家で/9 にげた九官鳥/10 ユキちゃんの正体/11 合言葉/12 ガブリエラ/13 夜の出来事/14 うまっていたもの/15 ユキオの決心/16 消えた大伯父さん/17 次の計画/18 遠足/19 偶然の再会/20 大伯父さんをさがせ/21〈どんぐり庵〉で/22 大伯母さんの手紙/23 お頭の決心/24 〈モモモ館〉は続く
内容説明
ある土曜日の朝、ニレの木の下でぐうぜん出会った、5年生のモモとモカと、4年生のカンタ。初めて出会った3人なのに、その日のお昼まえには、壁新聞“モモモ館”作りに夢中になっていた!本物の仲間に出会った瞬間からかがやき始める子どもたちの時間!
著者等紹介
高楼方子[タカドノホウコ]
函館市生まれ。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)と『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(リブリオ出版/現在、講談社青い鳥文庫/2016年に福音館書店で刊行予定)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『わたしたちの帽子』で赤い鳥文学賞と小学館児童出版文化賞、『おともださにナリマ小』(以上フレーベル館)で産経児童出版文化賞とJBBY賞を受賞
千葉史子[チバチカコ]
函館市生まれ。学生時代から絵を描き始め、11年間のパリ在住時に画塾で絵を学ぶ。実妹の高楼方子の長編、読物、絵本で絵を担当。自作の絵本に『パレッタとふしぎなもくば』(講談社・KFS創作絵本グランプリ受賞)などの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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