出版社内容情報
進む物流業界の二極化
中小物流企業はどのように立ち向かうべきか
リーディングカンパニーがけん引した圧倒的な物流サービスがB2C市場を席巻し、脚光を浴びたことで、顧客や荷主の期待値は高まるばかりである。そしてその波は、今や、B2Bの世界にも及んでいる。
中小物流企業はその期待に応えるために、薄利多売の人海戦術での対応に迫られ、現状打破ができない状況に陥っている。
この引き上げられた物流サービスに翻弄されることなく、いかにして自社のポジションを確立するのか。
本書では、物流・ロジスティクス分野のコンサルティングの第一人者が、疲弊している物流企業がいま、とるべき現状打破の方法を提言する。
・自社の現状把握に役立つ、簡易診断チェックシートの掲載
・現状診断から改善実施まで、わかりやすいステップの提案
・確実に業務をスリム化する、効率化の基本原則の紹介
など、今すぐ取り入れられる具体的なヒントが満載だ。
さらに、物流企業のパートナーとして荷主、顧客が協力できる改善ポイントも提言。
すべては「物流サービスの安定供給」のために。
物流業界にかかわるすべての人が読むべき、まさに新時代のバイブルである。
目次
第1章 物流業界、物流サービスの変遷(巨大企業が牽引するチキンレース;長く続いた「後処理物流」の時代 ほか)
第2章 物流業界「健康診断」のすすめ(タイトでスキがないサプライチェーン;高付加価値サービスのしわ寄せ ほか)
第3章 “実践”物流企業が取り組むべきこと(ECRSの原則を使え;「E」→「C」→「R」→「S」の順番で考えよう ほか)
第4章 荷主視点、顧客視点から考える物流の安定供給(物流を変えるのは顧客と荷主;「ホワイト物流」推進運動への参加 ほか)
第5章 すべては物流の安定供給のために(やれることではなく、やるべきことをやる;アジアに誕生する物流のデカコーン ほか)
著者等紹介
岡卓也[オカタクヤ]
物流コンサルタント。イー・ビー・ソリューションズ株式会社。マネージング・コンサルタント。総合コンサルティングファーム、大手IT企業を経て、2018年イー・ビー・ソリューションズ株式会社に入社。これまで物流・ロジスティクス領域を中心とした戦略立案から、現場密着型の現場改善支援まで幅広くサポート。昨今は、物流・ロジスティクスの整流化や効率化から「物流サービスの安定供給」に主眼を置いたコンサルティングや、セミナー・研修講師として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。