出版社内容情報
高校野球100年を記念して、野球古書店「ビブリオ」店主と、『野球太郎』編集部が、古本から高校野球の歴史を読み解く1冊!
内容説明
原辰徳は高校野球本の歴史を変えた!?第1回全国中等学校優勝野球大会から100年を迎える高校野球。毎年数多くのドラマが繰り広げられてきたが、その変遷を留め続けるもの、それは「本」。そこには我々の「記憶」ではおぼろげな全てが、「記録」として隠されている―。野球書籍取り扱い日本一の古書店「ビブリオ」店主と、人気野球誌『野球太郎』編集部が、古本から高校野球の歴史を読み解く1冊!
目次
「球場」を読む
「試合」を読む
「監督・選手」を読む
「学校・地域」を読む
「指南書」を読む
「事件・社会」を読む
「雑学」を読む
「歴史」を読む
「小説」を読む
「高校野球本の系譜」を読む
高校野球グラフ誌の表紙からみる世相
著者等紹介
小野祥之[オノヨシユキ]
古書店主。神保町の古書店で修業後に独立し、野球関連書専門の古書店「ビブリオ」を開業。コアな野球関係者が集う「昭和20年代野球倶楽部」を主催するとともに「東京野球ブックフェア」等の文系野球イベントに関わり、『ベースボール・マガジン』や多数のメディアで野球本の紹介をしている。最近は本に留まらず様々なスポーツ遺産を扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mio217
17
明日6日から夏の高校野球の開幕です。高校野球が大好きなので、開幕前に歴史を知ろうと思い読みました。 高校野球が開催されるようになって100年です。 1915年に豊中のグラウンドから始まった大会、途中、戦時下におかれて大会が中止となった時期もありました。戦争で命をおとした高校球児もいます。 日本の歴史とともに歩んできた100年なんです。 記念すべき今年、球児たちはどんな戦いをするのでしょうか。楽しみです。2015/08/05
白義
12
高校野球の歴史を数々の名著をお供にブックガイド形式でたどる一冊。野球専門古書店の店主による書だけに、一般向けの本やファンブックのみならず、学術書や小説に超レア本まで紹介されていて中には「銚子商野球部ノート」という野球部員のミーティングノートをそのまま出版したものまである。監督のキャラクター化や教育論の需要、スター選手たちの台頭に、スポーツジャーナリズムやムック本自体の変遷など興味深い話が多く高校野球には全く詳しくないのだけれど楽しめた。数少ない問題といえば実際に手に入りそうな本がごく少ないことくらいである2018/03/24
どどいち
11
高校野球に関する情報が、手短に一冊に纏まったものでした。いろいろな事件、激闘の試合、怪物、アイドル選手の紹介など、本の厚さは薄かったが内容は充実していた。2015/09/20
Tibe
6
高校野球とプロ野球は同じ野球なんだが全く別の競技に見えるのは何故だろうという疑問が解決。一瞬一瞬の輝きに心を奪われる。春の大会もクライマックスに差し掛かっている現在、敗れ散ったチームが鱗となって勝者は大魚へと変わる。高みへと上り詰めていくその姿を見逃してはならない。2021/03/27
koji
5
新書らしいOneTheme本ですが、古書店主が高校野球本を紹介するというかわった切り口です。私は野球はしませんが、高校野球は結構昔から見ています。原点は江川卓の作新学院に挑んだ柳川商業のプッシュ打法です。少し昔話が過ぎました。私にはややフリーク的な所があり、ここにある本は知らなくても、エピソードはよく知っています。この本の著者の視点はある意味で親切で、高校野球の魅力と思われる「視る角度」を満遍なく採り上げています。さて私が読んでみたい本は、「球跡(滋賀県高校野球史)」と「甲子園野球のアルケオロジー」ですね2015/08/29
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