内容説明
いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。
著者等紹介
伊吹有喜[イブキユキ]
三重県生まれ。2008年『風待ちのひと』で第三回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。第二作目の『四十九日のレシピ』は2011年にドラマ化、2013年に映画化される。2014年刊行の『ミッドナイト・バス』で、第27回山本周五郎賞候補、第151回直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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