ポプラ新書
病名がつかない「からだの不調」とどうつき合うか

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  • サイズ 新書判/ページ数 161p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591142226
  • NDC分類 492
  • Cコード C0277

出版社内容情報

めまい、耳鳴り、体のだるさ・・・病院に行っても「原因不明、治療法なし」と言われる不調とのつき合い方&役立つセルフケアを伝授!

「原因不明、治療法なし」
そう言われても大丈夫!
乗り越える方法は必ずあります。

NHKの人気医療番組「総合診療医ドクターG」出演、
注目のドクターが不調とのつき合い方&役立つセルフケアを伝授!

めまい、耳鳴り、手足のしびれ、微熱……医師にもなかなか診断がつかず、病名もはっきりしない「からだの不調」に悩む人は多い。
聖路加国際病院、リウマチ膠原病センターの副医長を務める著者は、そうした患者と日々向き合っている臨床医。実際に診察した具体的な事例をあげながら、病名がわからない理由、病名がつかない「病気」に対する医療のアプローチ、患者へのアドバイスなどを紹介する。
原因不明の不調に悩む人々の心を軽くし、医療への向き合い方もわかる一冊。

【著者プロフィール】つだ・とくたろう。1976年、京都府生まれ。京都大学医学部卒業。北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員。聖路加国際病院リウマチ膠原病センター副医長。現代医学と漢方、両方を取り入れた診療を実践している。医学博士、日本リウマチ学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医。NHK『総合診療医ドクターG』への出演、医事指導も務めている。

はじめに

第1章 なぜ病名がわからないのか

 医師の知識不足、思考停止、思い込み
 誤診率14%は高いか低いか
 現代医学の抱える問題
 検査で見つからなければ病気ではない?
 技術の進歩が新しい謎を生む
 「病名」は無理に国境線を引くようなもの
 「とりあえず病名をつける」のは間違いなのか

第2章 医師はどのようにして診断をつけているか

 患者の「主訴」をいかに聞き出すか
 膨大な病名からどう診断していくか
 検査は時にウソをつく
 すべての診断は暫定的である
 何のために診断をするのか
 遺伝子検査がもたらすもの
 検査、予防はどこまで必要か
 NNTが低ければそれでよいのか

第3章 現代医療にできること、できないこと

 現代医療の得意分野と不得意分野
 現代医療をカバーする漢方薬
 原因と結果が一直線なら、西洋医学が有効
 原因を取り除けないと治療が行きづまる
 西洋医学はネットワークの病気が苦手
 「これが悪玉!」とは決められない
 病気によって異なる、医療にできること
原因がわからなくても治療はできる


第4章 よくわからない「不調」とのつき合い方
 不調なのに「病気」ではない?
 【原因→結果】の図式が成立するかどうか
病気以前の「未病」という概念
 五行論から生まれた五臓論
 正常と異常の間にあるもの
 鈍感未病と敏感未病
 「未病」はどのように治療すればいいのか
 セルフモニタリング能力を高めよう

第5章 患者は医師とどうつき合えばいいのか

  なぜ名医、大病院が人気なのか
  医療機関への期待と現実のギャップ
  医療の本質は大バクチ?
  「中工」の医療から「上工」の医療へ
  自分の「かかりつけ医」をもとう
  プロの助言を取り入れたセルフケア
  医師は患者とどうつき合えばいいか
    

おわりに ?シャーロック・ホームズを超えて?

内容説明

体が重い、なんとなくだるいなど、多くの人が抱えるぼんやりとした具合の悪さ。生活に支障をきたすほどではないけれど、日々元気に生活できているかというと、そうとは言えない。こうした体調不良は、病院に行っても原因が特定できず、病名もつかないことが多い。それはなぜなのか?その状態とどう向き合っていけばいいのか?そんな疑問、悩みに応えてくれる一冊!

目次

第1章 なぜ病名がわからないのか(医師の知識不足、思考停止、思い込み;東大教授の誤診率 ほか)
第2章 医師はどのようにして診断をつけているか(患者の「主訴」をいかに聞き出すか;膨大な病名からどう診断していくか ほか)
第3章 現代医療にできること、できないこと(現代医療の得意分野と不得意分野;現代医療をカバーする漢方薬 ほか)
第4章 よくわからない「不調」とのつき合い方(不調なのに「病気」ではない?;“原因→結果”の図式が成立するかどうか ほか)
第5章 患者は医師とどうつき合えばいいのか(なぜ名医、大病院が人気なのか;医療機関への期待と現実のギャップ ほか)

著者等紹介

津田篤太郎[ツダトクタロウ]
1976年、京都府生まれ。京都大学医学部卒業。北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員。聖路加国際病院リウマチ膠原病センター副医長。現代医学と漢方、両方を取り入れた診療を実践している。医学博士、日本リウマチ学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医。NHK『総合診療医ドクターG』への出演、医事指導も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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