みんなの少年探偵団

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591141717
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

万城目学、湊かなえなど、5人の人気作家が怪人二十面相に挑む! 傑作ぞろいのオマージュ・アンソロジー!

怪人二十面相に、五人の人気作家が挑む!
江戸川乱歩・生誕120年記念特別企画

【企画意図】
1億人が読んだベストセラー、「少年探偵団」シリーズ。江戸川乱歩生誕120年を迎えた今年、満を持して「少年探偵団」プロジェクトがスタートします。その第一弾が万城目学、湊かなえといった超人気作家5名による豪華アンソロジー「みんなの少年探偵団」です。子供時代、少年探偵団と怪人二十面相の息詰まる対決に胸を躍らせた過去を持つ彼らが、当時のドキドキ感を筆に込めて、見事なオマージュ小説を書き上げました。

「永遠」万城目学
「少女探偵団」湊かなえ
「東京の探偵たち」小路幸也
「指数犬」向井湘吾
「解散二十面相」藤谷治

内容説明

怪人二十面相に5人の人気作家が挑む!懐かしくて新しい、傑作ぞろいのオマージュ・アンソロジー!江戸川乱歩生誕120年記念プロジェクト第一弾。

著者等紹介

万城目学[マキメマナブ]
1976年、大阪府生まれ。2006年、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー

湊かなえ[ミナトカナエ]
1973年、広島県生まれ。2009年『告白』で第6回本屋大賞を受賞

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ

向井湘吾[ムカイショウゴ]
1989年、神奈川県生まれ。東京大学卒業。『お任せ!数学屋さん』にて第2回ポプラ社小説新人賞を受賞し2013年にデビュー

藤谷治[フジタニオサム]
1963年、東京都生まれ。2003年『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー。2010年には『船に乗れ!』(三部作)が注目を集め、本屋大賞で7位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

409
ポプラ社の少年探偵団シリーズで本好きになった私としては、非常に楽しみでワクワクして読みました。人気作家達の江戸川乱歩・少年探偵団愛が感じられて、どの作品も高いクオリティです。特にトップバッターの万城目学の作品が秀逸で、こういう経緯で明智小五郎と怪人二十面相が誕生したんだとすると全ての物語の解釈も変わって来るのかもしれません。江戸川乱歩・生誕120年記念プロジェクト第二弾の単独作家による中編も期待が持てます。2014/12/05

zero1

341
乱歩の世界を5人の人気作家がオマージュ作品として描く。「永遠」(万城目)は二十面相の意外な正体を。「少女探偵団」はイヤミスの湊が昔話を爽やかに描く。「東京の探偵たち」(小路)は41歳になった小林少年が登場。吸血鬼事件を追う。二十面相は「ある種の変態」?「指数犬」(向井)は無理やり数学と結びつけている。「解散二十面相」(藤谷)は引退を宣言した怪盗の姿。「マンネリは天才の勲章」なの?★私は小学校時代、このシリーズを全巻読んだ。笑える作品たちのようだが想いが足りない。続きは図書館で借りるなら読んでもいい。2019/04/01

kishikan

274
乱歩生誕120年記念、人気作家による少年探偵団オマージュ作品、となれば手に取らずにはいられない。この本はプロジェクト第1号で、万城目さん始め5人が挑んでいます。乱歩の「少年探偵団」は幼い時に読んだきりで、もう記憶にも残っていませんが、向井さんの「指数犬」は少年探偵団を夢中になって読んでいた子どもの頃を思い起こします。万城目さんの「永遠」はオマージュとしてより、ミステリとしても優れていますし、他の方の作品も洒落が効いていたり、目に浮かぶような物語で、ワクワクさせてくれます。このシリーズ、次は何を読もうか。2015/03/28

hiro

272
子どもころは、あの表紙の絵が嫌いで、「怪人二十面相」を読もうとは思わなかった。きっと、この本がなければ、一生「怪人二十面相」を読むことはなかったが、あの万城目学、湊かなえ、小路幸也がどんな「怪人二十面相」を書くのかに興味があり、初めて「怪人二十面相」を読んだ。このアンソロジーは、小学生向きの内容だったが、人気作家がいつもと違う作風で書いた「怪人二十面相」は、いつもと違う興味を持って面白く読めた。そして、乱歩を読んで育っただろう5人の作家の「怪人二十面相」に対する愛を感じることもできた面白い企画の本だった。2014/11/28

as

248
多くの日本人はエドガー・アラン・ポーより江戸川乱歩を先に知るそうですが、最近は江戸川コナンの方が子供達の間では有名になってしまいました。(なんてことでしょう)明智小五郎が双子とか煙突のトリックとかは、うっすら記憶にあります(勘違いかもしれませんが)あまり複雑なトリックもなくベタネタも仕込まれおりノスタルジーに浸るには良い作品です。(どの話も結末が、あっさりすぎますが)惜しむべくはピストルの弾を事前に抜くネタが無かった事でしょうか。(定番でしたからね)2014/12/20

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