出版社内容情報
複素関数論は美しく、かつ理工学の諸分野で使われる強力な道具である。本書は、基礎事項から始め、一次変換、等角写像、リーマン面、積分定理、定積分への応用、解析接続など理論の骨格を解説する。章末題に加え本文の証明を読み随所に配された例題や問題を解くことで、複素関数論の妙味を実感しながら応用力が身につく。
内容説明
複数関数論は美しく、かつ理工学の諸分野で使われる強力な道具である。本書は、基礎事項から始め、一次変換、等角写像、リーマン面、積分定理、定積分への応用、解析接続など理論の骨格を解説する。章末題に加え本文の証明を読み随所に配された例題や問題を解くことで、複素関数論の妙味を実感しながら応用力が身につく。
目次
1 複素数
2 複素関数と正則性
3 初等関数とリーマン面
4 複素関数の積分
5 有理型関数とローラン展開
6 実定積分計算への応用
7 解析接続とその応用
8 複素関数特論
著者等紹介
松田哲[マツダサトシ]
1942年広島市に生まれる。1964年東京大学理学部物理学科卒業。1968年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。1968年カリフォルニア工科大学リチャード・チェイス・トルマン研究員となる。その後、プリンストン高級研究所研究員、欧州合同原子核研究機関(CERN)研究員、トリエステ理論物理学国際センター研究員を経て、1972年京都大学理学部専任講師。さらに同大学総合人間学部教授、京都大学大学院理学研究科教授等を務め、現在、京都大学名誉教授。東京大学理学博士。専攻、素粒子論。2001年第1回素粒子メダル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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