ポプラ文庫<br> 日乃出が走る―浜風屋菓子話

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ポプラ文庫
日乃出が走る―浜風屋菓子話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591140345
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時は明治2年。今はなき老舗菓子店のひとり娘・日乃出は「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という無謀な勝負に挑むことに……。

おいしいお菓子が元気をくれる。
こころときめく、明治菓子物語!

時は明治2年。代々続く一軒の老舗菓子店が、店を閉めた。世の混乱と父親の謎の急死により店が傾き、悪の豪商・善次郎の手に押さえられたその店――橘屋を復興しようと、ひとり娘である16歳の少女・日乃出は、奔走をはじめる。再建の第一歩として必要不可欠な家宝の「掛け軸」を奪還するため、日乃出は善次郎と「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という勝負をすることに……。果たして日乃出は、その賭けに勝つことができるのか!?

内容説明

時は明治2年。世の混乱と父の謎の死により店を閉めざるをえなくなった老舗菓子店―橘屋のひとり娘である日乃出は、店を再建するため「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という無謀な勝負に挑む。勝敗の鍵を握る幻の西洋菓子「薄紅」のレシピを追い求め、日乃出は走る!

著者等紹介

中島久枝[ナカシマヒサエ]
東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。絵本の出版社、編集プロダクションなどを経て、フードライターとして活躍。『日乃出が走る―浜風屋菓子話』で第3回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

66
このジャンルでは、高田郁さんの「みをつくし」シリーズがあり、比較するつもりはないけれど、おそらくこの時点ではシリーズになる予定ではなかったのでしょうか、展開が早すぎる印象です。明治、横浜と親しみやすい舞台なので、少しもったいない感想です。2019/02/24

ぶんこ

50
明治になったばかりの東京と横浜が舞台なのは面白かったのですが、いささか御都合主義な点が多く、深く読み込む本ではなく、エンタメとして楽しめました。大福も上手に作れない日乃出や純也が「薄紅」というマカロンを参考にしたお菓子を半日で売りに出せるところが最も興を削ぎました。そういう点に目を瞑れば皆のキャラがいきていて楽しめる。3巻まで手元にあるので一気に読みます。2018/05/24

nyanco

47
本作で第3回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞されたというので読んでみました。テーマも好きな和菓子だったしね。菓子の名店が閉店、お嬢様だった日乃出が店の再建を目指す!、ありがちではあるけれども成長譚というのは読んでいて楽しいから好きなのだけど、やはりいくつか気になったことが。父の遺した掛け軸を取り戻すために「百日で百両」という善次郎との勝負の設定も良かったと思う。ただ、行き着いた先の浜風屋で、ほぼ素人の三人が菓子を作って売る…というのがねぇ。100日とするなら、経験者を一人くらい入れたかったかな。続→2014/07/03

kagetrasama-aoi(葵・橘)

39
「日乃出が走る 浜風屋菓子話」〈一〉幕府御用達であった老舗名店菓子店橘屋。時は明治二年、世の中の混乱と主人の謎の死によって閉店。一人遺された娘日乃出が店を再建するために、奮闘する物語。鍵は橘屋の主人だけがレシピを知っていた薄紅。助っ人の勝次と純也はまあまあ魅力があるんだけど、肝心の日乃出のキャラが今一つです。何も出来ないお嬢様育ちで、勢いだけで突進してそんなに上手く行くのかなぁ?と疑問です。2022/08/22

32
ジャケが可愛く二冊あったので手に。う~ん何かねぇ、モッタイナイ(>_<)皆さんのキャラは嫌いじゃないの。お話しが、えぇぇ、あらあら、そんな・・・っと唐突な感じで、中途半端な感じ。ちと残念なり。2015/06/05

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