内容説明
春休みに拓海が海辺で出会った不思議な少女が、自分のクラスに転校してきた。拓海の親友は一目ぼれ。しかし拓海もどこか彼女にひかれていて…。初音ミクの人気曲「歌に形はないけれど」をモチーフにした切ない恋の物語。小学校上級~。
著者等紹介
濱野京子[ハマノキョウコ]
熊本県生まれ、東京育ち。『フュージョン』で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で第25回坪田譲治文学賞を受賞
nezuki[NEZUKI]
フリーのイラストレーター。ボーカロイド関係以外では「でら」という名前でモバイルコンテンツ用の画像制作などで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葛野桂馬@時津風@ハスター
3
ボカロの名曲『歌に形はないけれど』のノベライズ。登場人物の切ない恋心が、歌をしっかりと表現できていたと思う。ボカロ小説の中ではかなりの当たり作じゃないかな。個人的には普通の青春ものにしてもらいたかったけど。2014/03/24
suiu
1
初音ミクポケットの他の本と違って、書いたのは児童文学の著作も多い濱野京子。 文章がちゃんとしてます。 せっかくだからもっとミクっぽいイラストが多いと良かったなー。2014/11/05
なぎ
1
初音ミクポケットの三冊の中では個人的に一番面白かったと思います。児童文学にしてはわりかし文章も多く、内容も淡々と切なく、だけど面白さがありました。麻希という不思議な女の子を中心に取り巻く物語でしたが、一体ミクはいつ出てくるのだろう?と疑問に思ったところ、まさかの最後のああいう形で出てくるとは…。驚かされました。歌に形はないけれど、は昔からのボカロ名曲。私自身も大好きで、小説化になって嬉しかったです。2014/02/13