出版社内容情報
小学５年生の初音未来が、駅伝を通じて成長する、初音ミクの人気楽曲『桜前線異常ナシ』をモチーフにした少年少女の物語です。
初音ミクがポプラポケット文庫に登場!! 小学５年生の初音未来は、駅伝大会をめざして走り続けていた。しかし、未来はだいじな予選会でミスをしてしまい、チームは大会に出られなくなってしまう。初音ミクの名曲『桜前線異常ナシ』をモチーフに、人間関係のすれ違いをつづる意欲作です。巻末には『桜前線異常ナシ』の楽譜も掲載して、みんなで歌うこともできます。
内容説明
小学五年生の初音未来は、小学校の陸上部で行う駅伝大会をめざして走り続けていた。しかし、未来はだいじな予選会でミスをしてしまい、チームはぎくしゃくしてしまう―。初音ミクの名曲『桜前線異常ナシ』をモチーフにした、少年少女の物語。小学校上級～。
著者等紹介
美波蓮［ミナミレン］
京都府出身。ゲームシナリオをメインにてがける作家・シナリオライター。児童書では、『初音ミクポケット 桜前線異常ナシ』がデビュー作となる
たま［タマ］
岩手県出身。フリーのイラストレーター・映像作家。電子雑誌『ＣＯＭＩＣ＠ＬＯＩＤ』に漫画『シリョクケンサ』の連載や、ＮＨＫみんなのうた「少年と魔法のロボット」の映像制作を担当する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カヤ
3
小学生のミクとカイトのお話。陸上さわやか青春もの。ポプラポケットのボカロ小説は小学校高学年女子向けとは聞いていたけど、まさにそんな感じ。曲をイメージソングにしたお話なのね。2017/06/24
ちよざと
3
前回読んだのと引き続き子供向け小説。小学生の初音未来が地区の駅伝大会に向けて練習を重ね、挫折を経て先輩との仲を取り戻していく話。王道の駅伝本選に行くかと思いきや、駅伝予選で未来が転んでしまったことで彼女を陸上に誘った海斗との仲が険悪に。お互いがお互いを信じて欲しいと思っているからこその擦れ違いであると思います。互いに相手のことを思っているのに…と思っても、その相手の気持ちを考えないといけない。子供向けではありますが、大事なことを再び教えてくれる作品でもありました。2014/04/06
鑑真＠本の虫
3
ボーカロイド楽曲初の児童文学作品。児童向けを前提とするため、漢字や表現が簡単になっている。歌詞の引用が多く、ノベライズと分かりやすい反面、表現的違和感が拭えない。 内容としては、小学生のミクが、一つ上の先輩らと共に、高学年生のみが出場を許される｢あやめ駅伝｣を目指して奮闘する青春陸上物語。 非常に現代的で、若い世代には楽しめる内容になっているが、小説としては若干世代が限られる。2014/01/13
速水 舞
2
小学五年生のミクは、「あやめ駅伝」に出るため日々練習に励んできた。しかし、予選会でまさかの転倒、それ以来憧れのカイト先輩とギクシャクしてしまい…。ボーカロイドの曲を元にした小説です。小学生向けなので流れや文体が簡単になっています。ちょっと違和感はありますが、これはこれで…。2014/06/14
なぎ
2
もう高校生なのに買ってしまった私は本当にボカロが好きなんだと思います。そう、これはボカロ小説初の児童文学です！買うのが少しだけ恥ずかしかったですが、何とか購入。内容は当たり前だけど分かり易いもので、駅伝に出るという目標を掲げて仲間達が青春を送るものでした。桜前線異常ナシは元々和の楽曲。だからあらすじを読んだ時見当違いなのでは？と思いましたが何ら問題なかったです。歌詞のように勇気づけられる文章で、こういうのも良いな、と思いました。これを機に、子供もミクに親しんでほしいと思います！2013/12/13
