内容説明
学芸員という職業柄、私は旧家や辺鄙な土地を訪れる機会がある。野々宮先生の喜寿を祝う会に出席した折、そうした場所で見聞きした話をまとめるよう先生に勧められた。漁師町で異様な虫に寄生され、瓢箪から這い出る子供に甘えられ、紛失した「天竺」の行方を追う。土地の因習を幻想的に書き上げた九つの奇譚が綴られる。第8回『幽』怪談文学賞・長編部門大賞受賞作。
著者等紹介
石川緑[イシカワミドリ]
1978年、大阪府生まれ。2005年、近畿大学大学院修士課程修了。2013年、「天竺」で第8回『幽』怪談文学賞文学賞長編部門大賞を受賞。受賞作を改題した『常夜』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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