私はコーヒーで世界を変えることにした。―夢をかたちにする仕事道

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591134597
  • NDC分類 619.89
  • Cコード C0095

出版社内容情報

18歳で中米エルサルバドルにわたり世界中でコーヒー栽培にたずさわる著者の読むとシビれるビジネス活劇。小山薫堂氏も推薦!

小山薫堂氏推薦!
「自分の仕事を愛し尽くす……
男の真の幸せとは、こういうことなんだ!」

コーヒー界の「インディ・ジョーンズ」、
世界中を駆け巡る!!
世界を股にかけた圧倒的な
面白さのビジネス活劇!!

「ガイアの夜明け」「世界ふしぎ発見!」
「おしゃれイズム」など番組出演も多数!

「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて
コミック連載が2013年開始予定!

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18歳で単身、中米エルサルバドルに渡り
国立コーヒー研究所に入所。
エルサルバドルの内戦で多くの知人を失ったり、
グアテマラでは大地震、ジャマイカではハリケーンに
巻き込まれながらも世界各地でコーヒー栽培に携わり、
「コーヒーハンター」と称賛される。

「著者がJALのコーヒーをプロデュースして
機内で飲める世界一のコーヒーになり売り上げもあがった」など
世界の政治経済と深く関係するコーヒーと
波乱万丈の半生を通して、
夢をかたちにすることの素晴らしさを問う。

美味しくて持続可能なコーヒーが
環境問題や貧困問題までも変える
大きなきっかけになる!

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(プロローグより)

私が「コーヒー屋になる」と
決めたのは小学生のとき。
子どものころからずっと、
コーヒーの生産国にあこがれていた。
そして、その夢を叶えるため、
十八歳で単身中米のエルサルバドルへ留学した。

座右の銘は、
「何人かが、当然それを為すべき筈である。
それなら、自分が何ゆえ為さずに済むものか」
すごい生産者がいる、
すごいコーヒーがあると聞けば、
どこへでも飛んでいく。
たとえ、それが中南米の密林の奥地であろうと、
アフリカの高地であろうと、
アラブの荒野であろうと……。
おいしいコーヒーがあるところを目指して、
ただひたすら突き進む。

いつのころからか、
私は「コーヒーハンター」と呼ばれるようになった。
「コーヒーのために私ができることはすべてやる」
私は、それを実践して生きている。
子どものころからやりたかったことが、
こうして私の一生の仕事になった。

第一章 コーヒー屋になるのが子どものころからの夢だった
父から受け継いだコーヒーへの想い
小学生のときブラジル行きを決心
初志貫徹、ブラジルへ行って来い
高校時代にコーヒーショップ「モカ」開業
駐日エルサルバドル大使との出会い
「ストリート・スマート」でなければ生き抜けない
 
第二章 十八歳で、単身エルサルバドルのコーヒー研究所へ
目的は、大学よりコーヒーの勉強をすること
エルサルバドルでコーヒーの奥深さを知る
インド洋に浮かぶブルボン島って
コーヒー農園で生まれ育った奴には敵わない
マグニチュード七・五のグアテマラ大地震に遭遇
大切な人を失っても、なおもコーヒーへの思い断ちがたく

第三章 ジャマイカのコーヒー農園開拓を託されて
コーヒー会社のオーナーがロサンゼルスにやって来た
憧れの地「ブルーマウンテン」のはずだったが
コーヒー農園にマリファナ?
乾季には山火事の脅威を思い知られた
史上最強のハリケーン

第四章 次の舞台は、ハワイの溶岩台地
溶岩台地との格闘
収穫労働者が集まらない
暴行罪で訴えられた
コーヒー産業を支えてきた日系移住者の人たち
 
第五章 東南アジア、アフリカ……コーヒーの世界は果てしなく
ハリマオが出没するスマトラで
マダガスカルのジャングルへ分け入るコーヒーハンター
まぼろしのコーヒーを求めてレユニオン島へ
「ブルボン・ポワントゥ」日本上陸
幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」、ついにデビュー

第六章 コーヒーで世界を変えていく
チャンスをつかんだ者にだけ、次のチャンスがやってくる
生産国と消費国の架け橋になる
コーヒーハンターは、世界中どこへでも飛んでいく
コーヒーもワイン同様フルーツからできている
あらゆるコーヒーをおいしくし、品質のピラミッドを作る

第七章 世界最高のコーヒーが、ついに空を飛んだ
はじめて、機内でおいしいコーヒーを飲んだ日
沸点八十五度の機上でのコーヒー抽出
「鶴丸」と共に、JAL全線のコーヒーを世界一に
挑戦は続く、すべてはコーヒーのために

最終章  クリスマスイブの奇蹟
 
エピローグ 旅は続くコーヒーで世界を変えるために

内容説明

18歳でエルサルバドルのコーヒー研究所に入所。内戦や大地震に巻き込まれながらも、世界中でコーヒー栽培に携わり「コーヒーハンター」と称賛される。波瀾の半生を通して、夢をかたちにすることの素晴らしさを問う。

目次

第1章 コーヒー屋になるのが子どものころからの夢だった
第2章 十八歳で、単身エルサルバドルのコーヒー研究所へ
第3章 ジャマイカのコーヒー農園開拓を託されて
第4章 次の舞台は、ハワイの溶岩台地
第5章 東南アジア、アフリカ…コーヒーの世界は果てしなく
第6章 コーヒーで世界を変えていく
第7章 世界最高のコーヒーが、ついに空を飛んだ
最終章 クリスマスイブの奇蹟

著者等紹介

川島良彰[カワシマヨシアキ]
1956年静岡県の珈琲焙煎卸業の家に生まれる。静岡聖光学院高校卒業後、中米エルサルバドルのホセ・シメオン・カニャス大学に留学。その後、国立コーヒー研究所に入所、内戦勃発後も同国に残りコーヒーの研究を続ける。1981年UCC上島珈琲株式会社に入社し、ジャマイカ、ハワイ、インドネシアなどでコーヒー農園を開発、各現地法人の役員・社長など歴任。また、マダガスカル島で、絶滅危惧種マスカロコフェアの保全保護に携わり、レユニオン島で絶滅したとされていたブルボン・ポワントゥの発見・再生で同島のコーヒー産業を復活させる。51歳で上島珈琲を退職し、株式会社ミカフェートを設立し、代表取締役就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。