出版社内容情報
平成の大横綱貴乃花が、一生懸命相撲道に打ちこんだこれまでをふりかえり、子どもたちへ強く生きるためのメッセージを伝えます。
内容説明
わずか22歳で横綱に昇進し、22回もの幕内優勝を果たした平成の大横綱貴乃花の強くて、たくましくて、まっすぐな生き方。日本人がほこりをもつためのメッセージ。
目次
プロローグ 痛みにたえて、最後の優勝
第1章 強い大関の父親にあこがれて
第2章 いざ、大相撲の世界へ
第3章 父を越える横綱の地位へと
第4章 横綱としての孤独な戦い
第5章 引退、そして次の世代のために
おわりに 日本の将来をになうみなさんへ
著者等紹介
貴乃花光司[タカノハナコウジ]
1972年、元大関貴ノ花の二男に生まれる。15歳で大相撲に入門。最年少関取、最年少幕内優勝など、数々の最年少記録を更新し、わずか22歳3か月で第65代横綱に推挙。横綱昇進後も優勝を重ね、当時歴代4位となる22回の幕内優勝を果たす。2003年1月の引退後は、貴乃花部屋の親方として、後継の指導にあたるかたわら、2010年には日本相撲協会理事に就任した。健康な生き方を目指し、相撲の四股の効能を取り入れたエクササイズ「シコアサイズ」を考案、その普及にもつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
19
貴乃花関のこれまでの生涯の心の動きなど分かった。2024/03/24
退院した雨巫女。
10
《私‐図書館》貴乃花親方、痩せましたね。表紙の笑顔まぶしい。横綱の時には、まず有り得ないなあ。(笑) しかし、力士時代は過酷でしたね。横綱になるって大変だなあ。2013/02/05
ようこ
4
角界のサラブレッドとして華々しく活躍した頃やプライベートでいろいろ話題になったことまでずっと貴乃花をみてきた立場として、あれだけの活躍のうらに努力と純粋さがあったことが伺われ、興味深い。2013/01/30
anken99
3
2012年、まだ貴乃花が親方として弟子の育成に全力を注いでいた時代の著作。ジュニア向けの本ではあるが、これは読まないと。自身の生い立ちから横綱に至るまで、どういうふうに相撲と取り組んできたかが、ジュニア向け作品というテイで語られる。そういった作品ゆえ、文体も読みやすく、級数も大きく、何よりわかりやすくという意識をもって書かれた作品なんで、気持ちや思いが伝わってくる。父、先代貴ノ花とのやりとりや接し方など、ついつい涙が止まらなくなりそうなエピソードも。努力と思いやりをもって生きてきた貴乃花親方を尊敬します。2021/03/30
文句有蔵
2
ふんだんに写真が使われているけれど、表紙の写真がとてもいい。子供の頃の写真から考えるに、それが彼本来の顔なんだろう。他は何か様子がおかしい。何だろうと思いながら読み進めて気がついた。父親のことが大好き、という言葉は違う。胸が詰まるほど、切ないほど、父親への真っ直ぐな思慕があった。一途な女が一人の男をひたすらに思う姿に似ているだろうか。「おい、光司、おかわり」。この時から、彼は父親に囚われたのだろう。「一生懸命」と見ると「一所懸命やで」と茶々を入れたくなる私だが、この本には彼の「一生懸命」があった。2014/09/20
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