つむじダブル

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591130698
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気作家二人がつむぐ話題の合作! 小路幸也が兄の視点、宮下奈都が妹の視点で描く、家族の「ひみつ」の物語。

本邦初!? 人気作家二人がつむぐ話題の合作!
小路幸也が兄の視点、宮下奈都が妹の視点で描く、家族の「ひみつ」の物語

小学生のまどかと高校生の由一は、年の離れた仲のよい兄妹。ふたりとも、つむじがふたつあり、お母さんは「つむじダブルは幸運の証」と子どもたちに話している。ある日、まどかがひとりで留守番をしていると、ひとりの女性から電話がかかってきた。お母さんは知らないひとだと言うのだけど、なんとなく様子がおかしくて――兄妹それぞれの想いが胸に響く、やさしい家族の物語。

僕も宮下さんも、地方で暮らす普通の親です。
二人で描いた<家族の物語>、一生の宝物になりました。――小路幸也

自分ひとりだったら決していかない方向へ物語が広がりました。 
妹まどかと兄ユイチのパートを合わせると、わくわくが溢れ出します。――宮下奈都

内容説明

人気作家二人がつむぐ話題の合作。兄妹それぞれの想いが胸に響く、やさしい家族の物語。

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。2002年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』でメフィスト賞を受賞し、翌年デビュー

宮下奈都[ミヤシタナツ]
1967年、福井県生まれ。2004年「静かな雨」で文學界新人賞佳作に入選。2012年『誰かが足りない』で本屋大賞第七位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

183
お題的にはどういう試みだったのだろうか?興味はプロットありきなのか否かという点。まどかの使い方がなんとなくチグハグな感じを受けたので。2013/06/10

ひめありす@灯れ松明の火

167
女の子は秘密を手に入れるとおしゃまに、そして大人になる。男の子は秘密を手に入れると子供っぽく、そしてやんちゃになる。ヒミツ、ひみつ、秘密。コンパクトを覗いても見つかりっこない、お兄ちゃんとまどかの秘密。この装丁可愛くって大好きです。ユイチもまどかちゃんも可愛い~♫小路さんのライブのシーンが好き。音楽だけじゃなくて当たってるスポットライトの色や見上げる角度、それぞれの表情や視線が交錯する所までふわっと想像できました。閃光ライオットや、小さなライブハウスで今日も奏でられる、若い音楽が無償に聞きたくなりました。2013/07/14

七色一味

160
読破。小路幸也さんと宮下奈都さんの共著。小路さんのほのぼのとした──そればかりである種緊迫感すら抜けがちな作風の中に、宮下さんのピリリと山椒のような鋭い文体が混ざり、いい感じに物語が締まった。物語的には、なんとなく小路さんぽさが感じられる設定。 つむじが二つある子って、気が強い──きかん坊って、私は聞いてたけどな…。2013/01/16

紫綺

153
つむじが2つあること、つむじダブル〈Double Spin Round〉略してDSR。二人の人気作家が、兄と妹を交互に紡ぐ、やさしい家族の物語。宮下さんが描く優しさと小路さんの描く演奏シーンは、素晴らしい!!2012/12/08

風眠

139
子どもにとって親は、生まれたときから親でしかないから、その親にも過去があるなんて考えもしなかったりするけど、親だって子どもに言ってないこと、わりとあると思うな。夢を諦めて子どもを産み、家庭を作る道を選んだ事は、まだまだ可能性がたっぷりある子どもから見れば、もったいないことのように思えるけれど、それでも「あなたたちに会えて、それだけでもう私は幸せいっぱい」と言えるって、やっぱりステキなことだ。穏やかだけれど信念をもって人生を歩いてる登場人物達。小路幸也と宮下奈都のリレー形式で綴られたフワッと優しい物語。2013/04/15

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