内容説明
「何の遠慮もいりません。元々は忘れ物なのですから」。キャンディー屋の中に設えられた『忘れ物図書室』。部屋には世界中の不思議なおとぎ話たちが収められていた…。画家・樋上公実子のイラストをモチーフに、作家・小川洋子が紡ぎだした残酷で可憐な四編の物語。
著者等紹介
小川洋子[オガワヨウコ]
1962年、岡山生まれ。早稲田大学卒業。『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞受賞。『妊娠カレンダー』で芥川賞受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞・本屋大賞受賞。『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞
樋上公実子[ヒガミクミコ]
1963年、東京生まれ。関西学院大学卒業。イラストレーターとして活躍。書籍の装画も数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
出版社内容情報
『忘れ物図書館』には世界中の不思議なおとぎ話が収められていた。画家・樋上久実子のイラストをモチーフに作家・小川洋子が紡ぎだし