内容説明
平民に紛れ娘のミアと暮らすビヴァリーの前に、現皇帝で元夫のルーファスがやり直したいと現れた。即位にあたって離縁を選んだのは彼のはずなのに…。「ごめん、もう我慢できそうにない」皇帝の子と知られないよう他人の子だと偽るも、ルーファスはミアを可愛がり、ビヴァリーにも激しく甘く情熱をぶつけてくる。しかもミアと城に連れて行かれ…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
32
ビヴァリーの強さが素敵。2021/08/31
十六夜
5
夫に離縁されて平民に混ざって一人娘を育てるもと子爵令嬢ヒロイン。そこへ夫であり今は皇帝だったヒーローが迎えにきて娘ごとお城に攫って行っちゃう。ヒロインは離縁を突きつけられた悲しみと娘を守る気持ちで気を張っているけど、だんだんヒーロー側にも事情があったらしいと感づいてきて……という感じ。そのヒーローが一度ヒロインを突き放した理由というのがなかなか凄絶でね。こりゃ敵は島流しくらいじゃ生ぬるくね?という感じ。どうせならこの敵、ヒロインの前にも現れて脅して欲しかったな。そうなるとちと話が複雑になりすぎるかな。2021/06/15