わたしが子どもだったころ〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591128824
  • NDC分類 K281
  • Cコード C0095

出版社内容情報

さまざまなジャンルの第一線で活躍する13人が、そのユニークな子ども時代について語ります。今を生きる子どもや親たちの大きな励ま

内容説明

「孤独」は、友だち。つらかったことや、苦手だったことが、夢の入り口になっている。十人十色の強烈な原体験。

目次

アルピニスト・野口健―両親の離婚。学校では落ちこぼれ。そのどん底で出合ったのが山でした。
作曲家・岩代太郎―厳しくも愛情あふれる“父上”の教えに導かれ、感動する心が芽生えた。
腹話術師・いっこく堂―ぼくの人生はドゥチュイムニー(独り言)から出発した。
元WBA世界ジュニアウェルター級王者・平仲信明―懸命に働くおとう、サトウキビ畑、たくさんの豚。あの日々が、ぼくをチャンピオンに育てた。
詩人・小説家・小池昌代―煮つめたような、濃いひとりぼっちが、わたしの子ども時代の核にある。
イラストレーターなど・みうらじゅん―人とちがうものが好きでも、気にすることはないんです。
エッセイスト・国際ラリースト・三好礼子―大自然のなかを山猿のように走りまわっていたわたし。いとおしくて抱きしめたい。
俳優・佐野史郎―医者の息子というプレッシャーが重苦しく、怪奇小説や漫画、絵やロックに救いを求めた。
宇宙飛行士・毛利衛―虫と女の子が苦手な甘えん坊だったわたし。母と見上げた星空へ、いつか行ってみたい。
デザイナー・プロデューサー・山本寛斎―つらく苦しかった少年時代。それでも、消しゴムで消したいとは思いません。
歌手・加藤登紀子―どこまでも続く線路をひたすら歩いた二歳の記憶。明日はわからないけれど、前へ進む。
アニメーション監督・富野由悠季―宇宙旅行に興味を持たなければ、『ガンダム』は作れなかった。
解剖学者・東京大学名誉教授・養老孟司―「さようなら」のひと言が言えなかった。あのときからいつしか寡黙な少年となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

16
第一巻の帯は「挫折は宝物」、二巻は「孤独は友だち」。子供時代って辛いことばっかり😭親という大人以外に子どもの運命を翻弄するものは戦争。沖縄出身の方が2名、戦争に端を発する沖縄の貧困は当然のように子どもを巻き込む。そのメンタリティに沖縄独自のものがあって当然だろう。救いになったのはみうらじゅんの項。対象が何歳かわからんけど、シリーズ全体とりたてて子供っぽくしてない文章。みうら氏の項に惹かれた子がそこにあるジミヘンとかボブ・ディランってなんだろ?って思ってくれるといいな。人が音楽を好きになるきっかけってこ→2023/12/26

fu

5
図書館児童書のコーナーより。著名人のインタビュー集。山本寛斎氏が、家庭的でない父親を反面教師として育った、と語っていた。腹違いの弟である俳優伊勢谷友介氏も、三歳で離婚した父親を反面教師と思っているとどこかで読んだので興味深かった。子どもにとっては、立派な大人だって、かつては子どもだったのだということが驚きだろう。子どもの時に挫折を味わった人たちの様々な体験談は、同じような思いを抱えている子どもの心の支えになるだろう。2014/05/06

lovekorea

2
非常に甘やかされていたり、逆に虐待と言っても良いくらいの苛烈な環境だったり。 結局は自分の環境と経験をうまく活かせた結果として一廉の人物になっているんでしょうな。 「生存バイアス」はあるんでしょうが、とても面白いシリーズだと思います。2018/05/05

月照彦

1
著名人にはだいたい、恵まれた家庭環境にあった子供時代だったり、あるいはかなり辛く厳しい子供時代を過ごしたりと、両極端の場合が多いように思う。豊かな感性を必要とするような仕事には、恵まれた環境で育った場合が多いようにも感じる。岩代太郎さんのお父さんの、子供に気付かれないように環境だけを整え、あとは子供が興味を示すのを待っているという教育方法は面白い。小さな子を持つ親には、何かヒントになるものがあるのではと思う。2013/05/19

ごく

1
テレビで観たか、何かのインタビューで読んだか、イチ!ほど強い印象は残らなかった。いじめに遭っている人達が多く、子どもの残酷さが目立つ。そんな中、興味深かったのは小池さん、寛斎さんと養老さん。特に養老さんの話は長年知らない内に抱えていた心の傷が消えた感じが伝わり、じーんときた。2012/04/25

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