• ポイントキャンペーン

トム・マーロウの奇妙な事件簿
悪夢の目撃者―トム・マーロウの奇妙な事件簿〈2〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591128688
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

ロンドンで再び、不気味な事件発生! 街道に出没する、「顔のない騎士」の正体とは? 指をさすだけで人を殺す魔法をつかうらしいが

内容説明

少年トム・マーロウが暮らすロンドンでは、奇妙なうわさが飛びかっていた。あちこちの街角で“白い騎士”が出没し、指をさすだけで相手を呪い殺してしまうというのだ。はたして、騎士の正体とは?周辺に怪しい人物がつぎつぎに現れ、ある疑いを抱くようになるトムだが…。18世紀初期の大都市ロンドンを活写した、スリリングな冒険ミステリー。

著者等紹介

プリーストリー,クリス[プリーストリー,クリス][Priestley,Chris]
イギリスのケンブリッジ在住。子ども向けのノンフィクションや小説を多数発表し、『死神の追跡者』(原題:Death and the Arrow)は、アメリカ探偵作家クラブが選ぶエドガー賞ヤングアダルト部門にノミネートされた

堀川志野舞[ホリカワシノブ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

55
間もなく16歳の誕生日を迎えようとしていたある日、トムはハーカー博士に連れられてタワーヒル処刑場の断頭台に来ていました。そこではジャコバイトの反乱にかかわったダーウェントウォーター伯爵が処刑されようとしていて・・。18世紀のロンドンを舞台にしたミステリー第2弾。今回はトムにとって大きな壁にぶち当たるお話でした。というのもこれまで信じてきたものが根底から覆される出来事があったからです。けれど周りに流されることなく、自分なりに答えを見つけ大きく成長できて良かったです。次巻は最終回。名残惜しいです。★★★★2012/09/14

ゆのん

49
【児童書】【トム・マーロウの奇妙な事件簿シリーズ2作目】晴れてハーカー博士の助手として励む16歳になったトム。2作目ではトムのルーツと博士の過去が明らかになる。もちろん殺人事件も起きる。聡明なトムではあるが16歳ならではの経験値のなさからの言動は微笑ましい。このシリーズも残り1作品。トムの夢である冒険の旅には出れるのか楽しみ。3602019/11/23

小夜風

21
【所蔵】シリーズ2冊目。イギリスの歴史をよく知らないので、こんな血生臭い時代があったのか~と思いました。同じキリスト教なのにプロテスタントとカトリックでこんなにも憎み合い、公開処刑が毎日のように行われていたなんて…。それと新大陸や奴隷の話も…。メチャクチャ深刻な内容なのに、児童書だからか意外なほどアッサリしていて、少し勿体ないような気もしました。メインとなる筈の「白い騎士」の話はトリックも判り易く弱い感じ(笑)。2014/08/15

クサナギ

6
シリーズ2作目。成長したトムに新たな謎が立ちふさがる。恐ろしい《白い騎士》事件に、自分の生い立ちにまつわる重大な秘密。さらに仲良しのハーカー博士の黒い噂も重なり、物語はさらに深い闇の中へと進む。――――前作でとっても可愛かった(笑)ハーカー博士が何やら不穏な動きを…ということでハラハラさせられた今回。結末は読んでのお楽しみですが、いつものメンバーがやっぱりかっこよくてしびれました(笑)2012/08/14

桜子

5
1716年2月24日、トムとハーカー博士はタワーヒルでダーウェントウォーター伯爵の処刑を目撃する。その夜、テムズ川に〈ジャコバイト〉の死体が揚がり、ロンドン上空に妖しい光が瞬く。黙示録の騎士、テンペスト、秘められた過去に複雑な心理が絡み合い、とても読み応えがあった。作中で1666年ロンドン大火~1685年モンマスの反乱~1707年連合法によるグレートブリテン王国誕生の流れがスムーズに語られ、この時代の混乱した社会背景を難なく理解することができる。前巻に比べ、ミステリとしての深みも各段にアップ。面白かった。2012/03/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4644835
  • ご注意事項