出版社内容情報
女性のファッションに革命を起こした「シャネル」ブランド誕生の物語。時代に挑戦し、19世紀には考えられなかった新しい女性のファ
内容説明
まだ男性社会だった20世紀初めのフランスで、シャネルはファッションデザイナー、女性実業家として活躍しました。今までにない自由な発想と実行力で時代を変えたのです。
目次
第1章 オーバージーヌの孤児院
第2章 ぼうしデザイナーココ
第3章 戦争とファッション
第4章 シャネルNo.5
第5章 引退…そしてカムバック
ためになる学習資料室(もっとよくわかるココ・シャネル;ココ・シャネルの生きた時代;参考文献)
著者等紹介
久松ゆのみ[ヒサマツユノミ]
漫画家。月刊コミックリュウ(徳間書店)でデビュー
塚田朋子[ツカダトモコ]
慶應義塾大学(最終学歴大学院商学研究科博士課程)卒業。現在は東洋大学経営学部マーケティング学科教授。ファッションとマーケティングの研究をしており、シャネルに関しての造詣もふかい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
21
ファッションを愛する娘へ。強烈な上昇志向を持つこの女性を子供向けにどう切り取るのか興味津々。先日高口里純さんの漫画を読んだばかりでしたし…。欲を言えば貧しい女性にチャンスが少なかったかをもっと描いてほしかったかなあ。大きい野心を持つことを自分は恥ずかしいと思いません。同時にささやかな幸せを求める人の事も素晴らしいと思います。すべては自分自身であるために…それが感じられればいいんだと思います。娘さん、おもしろかったそうです。オカンは持っていませんが、ばあばからシャネルスーツを見せてもらいなされ。2020/12/19
ぷれば
12
コミック版世界の伝記シリーズ19。コミックだけど、内容充実。ココ・シャネルの生涯、生きた時代、ファッションの変遷など、よくまとまっており、入門編としても最適。巻末には、彼女の残した言葉の数々があり「私は流行をつくっているのではない。スタイルをつくっているのよ」などは、強烈な意志と、シャネルが見据えてきたモノが明確。流行は移ろうが、スタイルは不変…あまりにもスゴイ。他書でシャネルを、もう少し追いかけたくなりました。2016/03/19
鷺@みんさー
10
ココ・シャネルの人となりは、確か昔、TVの「知ってるつもり!?」で見ただけで(あの番組好きでした)、図書館でこれを見かけたので漫画で読みやすいからと読んでみたけど、むしろもっとココの言葉を書いた本や写真のたくさん載った本が読みたくなりました。子供向けの漫画なので、恋愛面はほぼカットされているのが残念。2017/03/09
如月
10
ココの人生の大筋が、作品となっているが、ココと関わった男性たちも素敵な方が多く、その良い影響を受けて、一流になっていくココの姿が描かれている。一流になる方は、やはりプラス思考であると、あらためて感じた。2015/08/27
まげりん
8
シャネルの創始者の話。女性の服ってこうやって進化して来たのね。シャネルのスーツは動きやすさが全然違うって聞いたけど、こう言う理念のもとに作られていたんだと知る。ココが、ディオールの服に「男性デザイナーによる男性が喜ぶデザイン」と憤るシーン。昔、田嶋陽子が「着物は男が手を入れるために身八つ口がある!」なんて言ってた(偏見かもしれないが)けど、今でも女ってそれに縛られてるにかもなぁ。後ろのシャネル本人の写真が素敵。成熟した女性って感じ。2018/01/11