内容説明
ポケットに、はいっているかも、行けない場所に行く切符。使えるのは一度だけ。あなたならどこへ行く?ふしぎでわくわくしてぽろっと涙もこぼれる物語。
著者等紹介
小浜ユリ[コハマユリ]
1964生まれ。2004年、第3回ジュニア冒険小説大賞佳作。2009年、第2回ポプラズッコケ文学賞を受賞し、『時間割のむこうがわ』(原題「ネコの声」)でデビュー
岩清水さやか[イワシミズサヤカ]
東京都在住のイラストレーター。立体、アクリル画からデジタルイラストまで手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
9
あの世とこの世が、ふとしたことでつながり、そこでの出会いを通して、現在を見つめなおす「ゆびきりげんまん」。洋館の噂話の真実は、噂とは違い、そこに一つの幸せな家族があり、そのストーリーがはかなく終わった、ということだった。その本当のストーリーは、僕だけが知っている「魔女の屋敷」。他、三篇、不思議でちょっと怖い、不思議なストーリーが詰まっている。現在と過去、この世とあの世。それらは、とても遠いようだけれど、実は、すぐ近くに、その行き来するきっかけが潜んでいるのかも知れない。2014/08/07
izw
7
小浜ユリは以前に「時間割のむこうがわ」を読んでいて2冊目らしいが、よく覚えていない。本作品は軽いタイムスリップものの短編集。タイムスリップしても、不思議な感じがしながら落ち着いて対応する登場人物たちにつられて、穏やかな流れで物語が展開します。2018/07/25
timeturner
7
わりとよくあるパターンのタイムスリップを扱った短編集ではあるけれど、登場する子どもたちに修正が施されてなくて、リアルに嫌な子だったりするので面白く読めた。「ブレスレットの秘密」はかなり怖い。2018/01/25
Kikuzou
7
娘のために借りてきた本ですが、思わず読んでしまいました。気持ちがほのぼのと刷る物語もあれば、ちょっと怖くなる物もあって、娘もとても気に入りました。2014/05/11
しーまま
7
1つめのはなしには、ウルウルしちゃいました。小浜さんは「むこうがわ」が好きなのかな。2012/08/28