メロディ・フェア

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591122334
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大学を卒業した私は、田舎に戻り「ひとをきれいにする仕事」を選んだ―。注目の著者が、まっすぐに生きる女の子を描く、確かな“しあわせ”の物語。

著者等紹介

宮下奈都[ミヤシタナツ]
1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選。07年、初の単行本『スコーレNo.4』が話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

130
新人美容部員のお仕事小説。なんだかよく分かんないって思ってたお客さんや同僚たちが抱えるものを知っていくたびに、美容部員としての自分の役割や、仕事の難しさ楽しさを見つけ、さぁここから・・・というところで終わらせた作者の引き際があざやか。化粧って、ただ見た目をキレイにするだけじゃなくて、女の決意の表れという感じがする。スッと引いたアイラインが上手にはねた時とか、口紅を唇にあてるときの息を止める一瞬とか、取るに足らない小さな決意も、人生を揺るがすような大きな決意も、化粧が終わる頃に固まっているような気がする。2012/10/16

文庫フリーク@灯れ松明の火

129
ビージーズ『メロディ・フェア』の歌詞を拝借。(あの泣き顔の女性は誰? 私?それとも貴女? 数えきれない程の化粧品を見つめているのは 綺麗になりたい貴女と 貴女らしい綺麗を引き出したい私 貴女は知っているんだね 人生は競争だってことを 貴女は知らないんだね メイクひとつで自分が変われることを しかめっ面は貴女に似合わない 可愛い貴女 貴女が自然に微笑むような そんなメイクを一緒に探しましょう 可愛い貴女 憶えておいて 貴女は女性だってことを →2012/10/01

ひめありす@灯れ松明の火

109
化粧は武器。その中でも口紅は最たるもの。だから勇ましくありたい時程、冷静に大胆に振舞いたい時程、口紅を引きなさい。そう私に教えてくれたのは残念ながら(なのか)物語に登場する男性でした。だから、お化粧の回数は少ない割に口紅はちゃんと持っている方かなーと思います。自分に一番似合う色はその時の自分が一番わかっている。本当かな。でももし叶うならその可能性を全部試してみたい。だからこう言ってくれるビューティーパートナーさんは貴重で素敵。小さなカウンターに凝縮される女の人生。晴れがましさと何某かの覚悟が必要なんです。2016/06/05

おかむー

93
オトコには理解の難しいメイクが主題で、なおかつ欝系の宮下奈都ときたら読みづらくて…となるはずが軽快にページが進んだある意味不思議な作品。『可もなし不可もなし』。全体に鬱々とした自分探しのモノローグが続く割にはどんよりと沈みきらないのは、登場人物のやりとりが淡々としたなかにほんのりとズレたコミカルさを漂わせているからなのかな。ラストもスッキリめでたしめでたしまではいかずとも、登場人物それぞれがすこし吹っ切れてすこし顔を上げた結末で心地よい。まぁ全体に淡い印象なのでちょっと起伏が弱いところは玉に瑕かな。2015/02/01

あつひめ

83
私の一番苦手な売り場が化粧品売り場なんです。あのきれいに整った笑顔でいらっしゃいませ~と言われる時ほど心がギューッとしぼられることはない。でも、この1冊であのきれいな笑顔の裏でもモヤモヤ悩んでいるんだなぁと思ったら、ちょこっと身近になりました。化粧品の代表と言えば最後の締め括りの「口紅」ですね。そっと紅を塗ることでちょっと大人になった気分にもなったものだ。これは女性だけがわかる感情かもしれない?地元で生きるっていいことも悪いこともついてくる。でも、どこで生きても、自分のやりたいことが定まれば強いと思う。2012/05/01

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