内容説明
ある日、我が家にノラネコ親子がやってきた―。元祖・カリスマ書店員が、ネコとの暮らしを書きつつ、内田百〓(けん)から村上春樹まで、ネコ本の名作を紹介。
目次
ノラネコによる開店のご挨拶
ネコを書く
ノラコ登場
ネコの避妊
ノラネコ捕獲作戦
嵐の去ったあと
茶々の出奔、ノラコの災難
ネコの習性?
消えたノラコ
「車輪の下」戦争
ネコの品格
ジュンク堂事件簿
ソトネコの寒さ対策
クロ・ファミリー騒動
終の棲家
その後の我が庭
イエネコのノラコ
コラム 書店事件簿
番外編1 ジュンク堂沖縄店オープン記
番外編2 ネコびいき書店員によるネコ本考察
ノラネコによる閉店のご挨拶
著者等紹介
田口久美子[タグチクミコ]
1947年東京生まれ。東京外国語大学卒業。1971年キディランド入社、73年書籍部門・八重洲店に配属、書店員のキャリアをスタート。76年に西武百貨店書籍販売部門(のちリブロ)入社、池袋店店長を経て、97年にジュンク堂に移る。現在は池袋本店副店長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
45
猫好き&本好きには一石二鳥の一冊。書店の裏事情のような話と猫社会と猫との暮らしが書かれている。猫好きは、とにかく我が家の猫が一番・・・とやたらと褒めまくるものが多いけど、猫の性質をよく表現していると思った。昔、外猫が多かった時代、どこでも子猫や親猫がノホホンと暮らしていた姿を思い出す。最近は去勢などして対処する家が多くなったのか・・・野良猫の姿も見る事がない。本屋さんの仕事の大変さや猫を題材にした本をアチコチに紹介してくれているのでまたまた読みたい本が増えてしまった。あ~、田口さんの商売上手・・・。2010/10/04
ぶんこ
39
家の中から、野良猫の世界を覗いた本。 今までは家猫の本が多かったので、野良猫の生態を知ることができました。 避妊・去勢手術には賛否両論がありますが、私は不幸な猫を増やさない為には、賛成派です。 野良猫の手術の為に、自腹をきっているボランティアの方々を尊敬しています。(野良猫をさわれない軟弱者です) 初めての猫飼いのせいか、猫の知識が乏しく、右往左往するところなど、猫飼い歴半世紀以上の私には新鮮でした。 猫以外で「ライトノベル」の話が面白かったです。読メで初めて接し、どんな本を指すのか解っていませんでした。2014/09/14
じゅき
33
野良猫の世界って。。あ~そうかもっ。野良猫家族がある日我が家にやってきた。。。ネコを飼うって最初そうだったっけとちょっと懐かしくなったりして読みました。ちょっと読みにくい感がありました。書店員さんということもあるので 本の中で掲載された本読みたくなりました。2014/09/22
manamuse
22
タイトルに惹かれたけど私には文体が合わず読み難くて仕方ない…一区切りまで読んだが、野良猫にエサをやってる時点でイラッとして避妊したけどソトネコのまま…とよくわからない。リタイヤ!2021/06/25
那由多
20
期待してたタイプのネコ本じゃなくて、ややガッカリ。同居してるお母さんがネコ嫌いでなかなか家ネコにできないもどかしさや、著者もご近所さんも好き勝手にご飯をあげてて地域ネコとして育てる秩序がない部分にどうも引っ掛かってしまう。ジュンク堂事件簿に大変驚いたが、それ以上にあれだけの出来事に対し労災がおりないってのがいちばん衝撃だった。なんとか認定されて、Aさんも症状が落ち着いて良かった。2024/01/26
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