内容説明
NHKスペシャル取材班が、放送では伝えきれなかった詳細を書籍化し、大反響を呼んだノンフィクションの続編が、待望の文庫化。深刻かつ喫緊の問題に、解決の糸口は見つかるのか?深い闇に一筋の光を投げかける一冊。
目次
1 “非正規大国”~韓国
2 “ワーキングプア先進国”~アメリカ
3 貧困の連鎖を防げ~イギリス
4 模索する現場~日本
5 解決へ~つながり始めた人々
6 今、この国がなすべきこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
35
働きたいけど口がない、働けど生活保護を受けないと成り立たない、等、日本以外にも幾つかの国ついて書かれていました。生活保護については、日本人であり収入等資格があるならもらうべきだし、恥じることはないと思います。受給しながら自立支援してもらう釧路の例は、周囲の努力の甲斐あって成功しているケースだとおもいます。しかし、不当に受給している人や、もらったお金でパチンコする人などはもってのほか!現物支給など、支給方法も再検討する方がいいと思います。2014/07/31
ヴェネツィア
34
NHK取材班だけあって、韓国・ソウル、アメリカ・ダラス、イギリス・リヴァプール、そして国内では釧路と広範な取材に支えられたレポート。なにしろ、取材費もふんだんに使えそうだし。問題は広範囲に及ぶが、やはり基幹は雇用にあるだろう。韓国ではIMF危機以降、急速に雇用の非正規化が進み、2007年現在でその割合は55%にも及んでいる。日本でも33%だから、実に3人に1人はすでに非正規雇用者なのだ。生活保護水準以下の賃金に甘んじざるを得ない人も多い。そして、タイトルに謳う「解決への道」は、はるかに遠いのが現状である。2012/12/09
Shinchan
12
「ワーキングプア問題とは何か。貧困とは何か。それは社会からの排除、孤立という形をとって現れている。」解決へ向けた道筋は「ワーキングプアの人たちを、この社会の一員として考え、このような人たちを生み出した市場の失敗の責任を社会が担わなくてはならない。」ということだ。2013/10/25
とらじゃ
10
2007年頃の取材内容なので、現在はいくぶんか変わっているのだろうか。少しでも解決に向かっていることを祈るばかりだ。2015/07/09
がんぞ
10
安い賃金でも働ければ満足という切ない思いがダンピングを呼び起こす。たとえば中国から安い製品が入ってくると、国際的に製造コストダウンで賃金カットか失業がでる…。『1人失業すると50人おびえる』社会不安除去にも「失業対策」は政治の一番の課題でアベノミクスも雇用状況改善につながる限り支持されるだろう。たとえ「右翼的」「自国のことしか考えてない」と言われようと。書いてないが、韓国の徴兵制は理不尽に低給。スキル未熟、早い引退、低い年金額とあいまって社会不安の根本要因でないか?海外留学から移民志望が多い、優秀は脱出2014/07/19




