内容説明
あたし、飛鳥はこのあいだめでたく十歳になった。そしたら急に、おばけやら妖怪やら、今まで見えなかったヘンなものが見えるようになってしまったの。うわーん、やだよう。こわいよう。なんとかしてー。こまっていたらお姉ちゃんが、「ルマの不思議なお店」のことを教えてくれたんだけど…。小学校中学年向き。
著者等紹介
村山早紀［ムラヤマサキ］
１９６３年、長崎県に生まれる。活水女子大学文学部日本文学科卒業。デビュー作『ちいさいえりちゃん』で、第４回椋鳩十児童文学賞、毎日童話新人賞最優秀賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆか
28
娘が「うちの三姉妹」ばっかり読んでこの本を置きっぱなしにしていたので、私が先に読みました。挿絵が素敵ですね。１０歳で、見えるようになったら嫌だなあと、怖がりの私も思ってしまいましたが、お化けが見える見えないを、空の星にたとえているのが良かった。見えないからと言って存在しないわけではない。なるほどと思いました。そこにいるのに見えないなんて、誰からも気づいてもらえないなんて、悲しいねと思える飛鳥は、すごいです。ほかの方の感想を読むと、風早シリーズとあるのですが、知らなかったのでそちらも探してみたいです。2014/04/06
小夜風
24
【小学校】十歳の誕生日が過ぎたら、とつぜんおばけや妖怪が見えるようになってしまった飛鳥。お姉ちゃんに教えてもらった｢ルマの店｣へ行ってみると…。娘が読んでいて｢コンビニたそがれ堂の人だ！お母さんにも読ませてね｣と、借りたもの。シリーズになりそうなお話なのだけど、続編は出ていないようです。児童書なので判り易い展開ですが、和洋折衷のような雰囲気が良かったです。槍を持っているルマを、最初は悪魔かと思いました(笑)。お話は少し寂しくて切ない感じでした。2017/01/30
深青
19
風早町を舞台にした物語。幽霊やお化けが見えるようになってしまった飛鳥。姉から「ルマの不思議なお店」の事を聞いて、お店を訪ねることに…。挿し絵が柔らかくて可愛くて素敵でした！風早町がますます素敵で魅力的な町に思えてきた。こんな町があるなら、移住したい！(笑)2015/05/08
れな@がんばれレバンガ
10
村山さん読者にはおなじみ風早の町を舞台にしたファンタジー。児童書だけどキャラ設定がしっかりしていてシリーズに出来そう。いい人しか出てこないのにせつない。2017/05/30
あゆみ
9
★★★★★ 図書館本。2018/02/02
