内容説明
天安門事件後17歳で渡仏、ゴンクール賞最優秀新人賞をはじめ、各国文学賞を受賞し、世界の注目を集めるシャンサ。在日38年で経済人と作家の二つの顔を持つリシャール・コラス。異文化体験、歴史認識を通じ、新時代の生き方を語り合う、魅惑の往復書簡集。
目次
第1章 ラスパイユ通りの彼方に
第2章 赤い星が昇った夜
第3章 火と雪の踊り
第4章 孤独な流星の軌跡
第5章 水の中の青い空
第6章 まわる地球儀
著者等紹介
シャンサ[シャンサ][Shan Sa]
北京生まれ。10歳で処女詩集を出版、12歳で全中国詩大会グランプリ受賞。天安門事件後の1990年、17歳で渡仏し、画家バルテュスに2年間師事し親交を結ぶ。97年『天安門』(ポプラ社)で仏ゴンクール賞最優秀新人賞、99年“LES QUATRE VIES DU SAULE”でカゼス=リップ賞、2001年の『碁を打つ女』(早川書房)で「高校生が選ぶゴンクール賞」を始め、各国の文学賞を受賞。同書は世界28カ国で出版され、ミリオンセラーとなった
コラス,リシャール[コラス,リシャール][Collasse,Richard]
フランス生まれ。パリ大学東洋語学部卒業。在日フランス大使館勤務、ジバンシィ日本法人代表取締役社長を経て、1985年にシャネル入社、1995年、シャネル日本法人代表取締役社長に就任。フランス商工会議所会頭、欧州ビジネス協会(EBC)会長を務める。国家功労章シュバリエ章受章、レジオン・ドヌール勲章受章。2006年、小説『遙かなる航跡』(集英社インターナショナル)を出版
大野朗子[オオノサエコ]
一橋大学社会学部卒業。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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