内容説明
中学三年の冬休み。除夜の鐘を聞きながら「煩悩」についてひとり思いをはせていた瀬田歩のところに、突然、秋本貴史が訪ねてくる。おなじみ「ロミジュリ」仲間たちと一緒に初詣に向かう歩。相も変わらず、秋本とボケ&ツッコミの応酬をしていたが…。あさのあつこによる大人気青春ストーリー最新刊がいよいよ登場。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県に生まれる。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞
鈴木びんこ[スズキビンコ]
埼玉県に生まれる。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
16
中3の大みそかから元日にかけてのドタバタ。初詣というのにそろわないメンバーがいる、というくらいで、あとはいつもの彼ら過ぎて、お正月感も受験生感もないのだけれど、いいのだろうか。高校生になったらいよいよ本格的に漫才に向き合いたい秋本と、今度こそ漫才と縁を切りたい歩。「いやだ」とはっきり言っている人にごり押しするのを見続けるのは、はっきり言って気分のいいものではないのだけれど。漫才は読むものではないから、実際に見たら面白いのかもしれないけれど、内輪受けから出てはいないような気がするが。2024/12/19
絳楸蘭
13
秋本に流されていそうだけど、ちゃんと自分の意思で動いている歩。歩から見れば泰然としている秋本にも思うことがたくさんあって、それを聞くことができてよかったんじゃないかな。歩の話す本当の言葉をわかってくれる秋本が側にいるって宝物だよね。2014/03/22
退院した雨巫女。
4
歩くん、正月早々受難だね。まだまだ続きそうな展開だね。2010/12/14
mizuki
2
初詣話で、ほとんど一巻費やすという、…恐ろしいペース。2014/02/12
道錬
0
周りの状況に段々慣れていく主人公と、思わぬ本音が出てしまう場面が面白かった。2015/10/02