内容説明
小学4年生にして、「世の中のことはなんでも知っている」と思っているクス子。ある日奇妙なおじいさんから「知らないことがどんどんわかる薬」をもらい、はじめて知ったこととは…!?強気、もの知り、1ぴきオオカミ。スーパー小学生クス子の運命をかえた日。小学校中学年向き。
著者等紹介
令丈ヒロ子[レイジョウヒロコ]
大阪市に生まれる。講談社新人賞に応募した作品で、作家デビュー
カタノトモコ[カタノトモコ]
1983年宮崎県に生まれる。ステーショナリー等のデザイナーを経て、2007年よりフリーのイラストレーターとして活躍中。「一期一会」「BABYJAM」などのイラストを担当し、小中学生女子から圧倒的な人気を得る。児童書のさし絵は『わたしはなんでも知っている』が初めて(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Kawai Hideki
45
「自分は何でも知ってる」と思い込んでいた小学4年生の女の子。だが、ある日「けったいなお爺さん」からもらった怪しい薬で、「自分が他人からどう見られていたか」に気づくお話。クラス内の人間関係の機微に気がついたまでは良かったが、いじめっ子をやり込める時に、実家が医院であることを利用した「患者の個人情報」的なものを持ち出してくるあたり、ちょっといただけないなあと思った。「医院の待合室での情報のダダ漏れ感」は、作者自身の実体験ということだけれども。2021/10/31
信兵衛
20
カラッとして、楽しいところが本作品の魅力。 教訓になるようなストーリィを、楽しい活劇風の少女成長物語に仕立て上げていて実にお見事。2017/01/22
どら母 学校図書館を考える
14
ボロボロだけど、面白いから、置いておこう。2017/08/25
@com
14
クス子勇気あるね。勇気じゃなくて思う気持ちが突き動かしたのかな?すっきりしなかったのは・・・2016/08/16
けほんこ
10
読みました 良い本だなー 知っているようで 自分を知らない 自分の友達を知らない 知るってのは なにも勉強だけじゃない2017/12/03