内容説明
1週間限定の謎を人気作家4名が書き下ろす、とびきりの青春ミステリー。
著者等紹介
加藤実秋[カトウミアキ]
2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞。2005年連作集『インディゴの夜』でデビュー
谷原秋桜子[タニハラショウコ]
2001年『激アルバイター・美波の事件簿 天使が開けた密室』でデビュー。その後作家活動を休止していたが、2006年に再開
野村美月[ノムラミズキ]
2001年『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞、翌年同作品でデビュー。「文学少女」シリーズが2009年「このラノベがすごい」第1位獲得
緑川聖司[ミドリカワセイジ]
2003年『晴れた日は図書館へいこう』が第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
110
3つのお題(紅桃寮・404が開かずの間・7日間)を基に四人の作家さんによる短編。谷原さん以外は初読みでしたが野村さんのが一番よかった。2016/05/09
あつひめ
80
数個の共通設定だけを守って物語を書くという楽しげな企画。どの作家も初読みだったのでとても楽しませてもらった。素人でも開かずの間と聞くとその部屋では不慮の死とかいわく有りだろうと想像してしまうから、ちょっとひねってほしかった気もする。お約束通りでもいいにはいいのだけど。そして、まぁ、たまたま事件を調べに来たのが身内だったってこともう~ん。と唸るところだけどこういう条件のもとならば致し方ないのか。今度、それぞれの作家さんの作品をじっくり読んでみたい。短編やアンソロジーは作家と読者のお見合いでもあるから。2013/03/16
はる
20
これって本当に児童書?って聞きたくなるくらいずしっと重かったです(*´ω`*)本当は一般書なのでは?それにしても基本設定は変わらないのに作家さんによってこんなに話の内容がかわるのはさすがです(゜∇^d)!!2015/11/17
てふてふこ
19
紅桃寮・404号室が開かずの間・7日間限定を基に4人の作家さんが書くアンソロジー。野村美月さんと緑川聖司さん作品で、重要な部分が被ってしまってたり、加藤実秋さんだけ家族旅行だったり、一冊の本としてアンバランス。「聖母の掌底突き」谷原秋桜子さんが面白かった。2013/11/29
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
18
谷原秋桜子著「聖母の掌底突き」、野村美月著「桃園のいばら姫」、緑川聖司著「三月の新入生」、加藤実秋著「マジカル・ファミリー・ツアー」 紅桃寮を舞台に4人の作家が1週間限定の謎を描いた合集。男子生徒が転落死した謎を描いた「三月」がオチも含めて一番好きです。女子寮の孤高の存在であるノエルに近づく少女の話「桃園」は息苦しかったです。どの話もサラリと読めましたが「開かずの間」という設定条件があったので、もう少しホラー要素が楽しめる話を読みたかったかな。★★★2010/08/02
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