内容説明
遺跡の総合ガイドブック!「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。
目次
1 伝説の銅山
2 発掘前夜―古代銅山跡の発見と初期の調査
3 奈良の大仏と長登銅山跡
4 本格的発掘調査の概要
5 長登銅山跡の概要
6 調査の成果―遺構と遺物
7 木簡が語る長登の銅生産
8 古代の銅生産
9 発掘調査時の偶発的エピソード
10 長登銅山跡を生かした町づくり
著者等紹介
池田善文[イケダヨシフミ]
1948年、山口県生まれ。立正大学文学部史学科考古学専攻卒業。現在、美祢市長登銅山文化交流館館長、山口考古学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしうし
1
同成社の本シリーズは、図版が基本的にはモノクロであるため、ビジュアルさに欠けるきらいがある。そのため、現地を知らない者には、遺跡の状況が分かりにくいのは仕方がないとしても、本書には個人的な思い出や冗長な日誌的な記述が多く、遺跡の迫力があまり伝わってこない。驚いたのは、「大家」と記された墨書土器の出土について。雨による崩落土中から回収した(p160)とあるが、当時の発掘調査は中途で中断・放棄されていたようであり、本来原位置で記録できたはずのものが、調査体制の不備により、2015/08/19
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