落語こてんパン

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591109311
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

あらすじ紹介や解説はもちろん、演じる立場からみた作品論、やりどころや難しさのエピソードも満載。落語ファン必読の一冊。柳家喬太郎、初のエッセイ集。

目次

道潅
子ほめ
道具屋
まんじゅうこわい
粗忽の使者
錦の袈裟
反対俥
按摩の炬燵
初天神
看板のピン
転宅
長屋の花見
寝床
提灯屋
ちりとてちん
青菜
目黒の秋刀魚
綿医者
野ざらし
夢金
寿限無
元犬
愛宕山
松竹梅
蟇の油
長短
たちきり
猫の災難
千早振る
動物園
味噌蔵
時そば
二番煎じ
蒟蒻問答
浮世床
らくだ
笠碁
仏馬
船徳
心眼
たらちね
家見舞
掛取萬歳
ねずみ
引越しの夢
小言幸兵衛
うどんや
百川
不動坊
竹の水仙

著者等紹介

柳家喬太郎[ヤナギヤキョウタロウ]
本名・小原正也。落語家。昭和38(1963)年東京生まれ。書店勤務を経て、平成元年に柳家さん喬へ入門、平成12年に真打に昇進。平成10年NHK新人演芸大賞「落語部門大賞」、平成16年度、17年度、18年度国立演芸場花形演芸会大賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞「大衆芸能部門」等、受賞多数。古典、新作ともに評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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姉勤

21
喬太郎師による50の古典落語の演目の解説というか、マクラのようなエッセイ。噺家さんの本は、声音やリズムを知ってるのと知らないのとでは、評価に差が出るかな?自分は喬太郎師の調子で読めました。句読点を入れず長文を書くと早口で言ってるように感じるんだな、と。余談ですが。2012/11/18

オオサキ

12
雑誌の落語特集等では、新作落語家として登場するコトが多い柳家喬太郎さん。そんな師匠が語る50の古典落語。思い入れのあるモノ無いモノ、あらすじはもちろん、演目を十八番にしている噺家さんまで。軽快なしゃべり口調を彷彿とさせる、ユーモアと落語愛溢れるエッセイ集。CDでしか聴いたコトないんだよなぁ。生で楽しみたいなぁ、喬太郎師匠の落語。2013/10/13

ぐうぐう

7
高座ではあんなに軽妙なマクラの語り口で、また新作における構成力や演出の素晴らしさを見せる喬太郎の才能も、エッセイという分野で活かすのはむずかしいのだなぁというのが、読み始めたときの印象。茶化しやジョークが、どうにもぎこちない。とはいえ、次第次第に喬太郎が語る古典落語の世界に惹かれていくのも事実。新作しか聴いたことのない喬太郎、その彼が演じる古典落語が無性に聴きたくなってくる、そんなエッセイ集だ。2009/11/27

6だ

6
WEBマガジンに柳家喬太郎が寄稿していた古典落語の一席に纏わるエッセイをまとめたもの。新作落語でも有名な著者だが元々落語好きな人だから古典への造詣も深く、演者・一門によって異なる演出の解説や実演時の苦労などは読み処。2014/06/21

Komine Masako

6
喬太郎師の「好きな落語50席」にまつわるいろいろ。その時々執筆してた状況に合わせて、文体が変わってたり。ライブ感があっていい!「ウケなかった~!!」とか。各演目に関するエピソードが読みごたえがある。私はさん喬師ファンだけど、師が二つ目時代「野ざらし」を得意としてたのに、ふとしたことからウケなくなったことは知らなかった。弟子ならでは伺えた話だよね。噺家という仕事は結構繊細なんだなあ。新作も古典も口演される喬太郎師、自分の芸に合う噺合わない噺の基準ってこんな風に決めてるんだ…。2013/04/05

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