ハブテトル ハブテトラン

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591107126
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

広島県・松永を舞台に、はずむような備後弁でつづられた物語。

著者等紹介

中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年東京生まれ。東京女子大学卒業。日本語学校職員、出版社勤務、フリーライターを経て2003年に書下ろし長篇『FUTON』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

73
イイクラ先生と魔女先生では違いすぎです。 子供にとって先生の存在の大きさが不登校に繋がるのを再認識。 大輔君が東京と松永では別人のようでした。 のびのびとしていて気持ちよかったです。 子供は大人の顔色をうかがわないで、自然にふるまえる環境が理想ですね。 松永の様々な風物詩が興味深くて、行ってみたくなりました。 2015/12/08

nyaoko

70
第一回目の広島本屋大賞作品です。「はぶてる」と言う方言がタイトルで、そうそう、うちの子もしょっちゅうはぶててたわぁと、子育て時代を思い出しました。ちなみに「拗ねてる」と言う意味です。辛い事があって学校に行けなくなったダイスケは母方の生家、福山へしばらくの間過ごす事になる。穏やかな瀬戸内海の様に優しい備後弁、祖父母の友人のハセガワさんがいいキャラ出してます。下駄リンピック、仙酔島、しまなみ海道、そして何が何でも食べてみたいプリントップ!知らなかった~!なんで食べてないんだ~!2018/03/19

Rosemary*

68
とっても良かった‼︎ 学級崩壊状態のクラス委員を押し付けらた挙句、登校拒否になってしまった小5のダイスケが母の故郷、広島の松永に期間限定、転入する。穏やかな瀬戸内の町と温かな人たちに出会い元気を取り戻して行く。何と言っても印象的なのは、表紙にもなっているしまなみ海道を自転車で今治まで、元同級生のサノタマミ会いに行くシーン。健気で一生懸命で、思わす応援せずにはいられなくなり、一緒に涙していた。周りの人たちがみんな良い人で特にハセガワさんのキャラは最高! 備後便も良い味だしてます。2015/10/21

はる

65
面白かったです。不登校の男の子が、祖父母の住む海辺の町で過ごすことに。おおらかな人たちに囲まれて次第に元気を取り戻した男の子は、気まずい関係のまま転校してしまった初恋の女の子の所へと、小さな冒険の旅に出ます。同級生も担任の先生も優しくて良かった。特に先生が素敵です。おおらかな優しさに溢れて、心地いい読後感。2015/11/24

美登利

57
備後弁?備後ってどこら辺りだっけ。などと色々考えながら読み進めました。小学5年生は微妙なお年頃。学級崩壊やイジメなどが表面化してきたりしますね。東京から、母親の実家に夏休みから二学期に掛けて過ごした大輔くんは、周りの頼もしい大人たちや、素朴な友人たちと出会い元気を取り戻して、ちょっぴり大人になる。どこにでもあるストーリーだけど、これが方言で語られたり、町の風習などと相まって大人にとっては懐かしい気持ちになります。子供向けに書かれた本で、夏休みの感想文には良さそうです。大人が読んでも元気を貰えました!2014/07/24

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