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ポプラ文庫
Little DJ―小さな恋の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 215p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591103531
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

海を臨む病院に入院して、ディスクジョッキーになった少年・太郎。毎日届くリクエスト、病室に響く懐かしいメロディ、入院患者たちとのゲストトーク…少年のお昼の放送は、病院をあたたかな空気で満たす。映画も公開され、話題になった感動の物語が待望の文庫化。

著者等紹介

鬼塚忠[オニツカタダシ]
1965年鹿児島市生まれ。大学在学中から世界放浪の旅を始め、40ヵ国を巡り、世界各地で働く。帰国後、海外の本を日本に紹介する仕事を数年経験した後、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

53
限られた命をどう生きるか?小川糸のエッセイで紹介されていたので読んでみた。粗削りでベタだけど訴える力あり。太郎は体調不良で入院。病名は白血病。舞台は77年なので治療法なし。元院長の大先生は太郎にDJになるよう勧める。最初は不慣れだったが次第に人気となりリクエストも多数来る。恋や戦争の話も。作品に登場する映画「ラストコンサート」は私も昔に観た(後述)。「世界の中心で、愛をさけぶ」の世界に似ている。名言と名曲多し(後述)。映画化され07年に神木隆之介の主演で公開。レビュー27件とはもったいない。2019/10/23

はつばあば

38
今日読んだ2冊目も涙ウルウル。普通に暮らす私達より難病、又は障害の度合いの大きくなった人程、生に対して真摯に向き合う。そこに至るまでの心理的葛藤は如何ほどのものか。産まれてから死ぬ迄の間、大病をせずに一生を終えられる人は少ないだろう。「ある日突然・・」という事もありえる。小学生のDJに癒された入院患者も大勢おられただろう。大先生、若先生の英断・・医は算術に非ず。このような病院があらば、何かの時にはお世話になりたいものだ2015/04/24

ざるこ

37
病を患う話は苦手。それも10才の子供が白血病ときたら迎える結末は目に見えてる。なんで買ったんやろと思いつつも開いたら一気読み。入院先の医師との出会いで院内放送のDJになる太郎の9ヶ月間の物語。大人たちの過去を知り「人間はそれぞれ自分の物語を持っている」と知る太郎。治らないと分かってるのに死ぬ気がしないと言えるのは日々が充実していたからだろうか。死を迎えるという悲壮感は少ない。太郎の心の成長、初恋など生き生きとしていて読後は寂しいけど(号泣)ちょっと温かな気持ちにもなります。残された者たちはずっと忘れない。2019/01/28

パフちゃん@かのん変更

27
小川糸さんのエッセイで読んでみたくなった本。映画にもなっていたらしい。泣けた。DJになりたかった白血病の少年が病院の大先生のおかげでお昼時間DJをする。病院に入院している様々な人の人間関係や葛藤。家族のこと。とにかく泣ける話だった。2022/03/11

あつひめ

26
映画を観ました。静かに自分の置かれている状況を受け入れていく…年端もいかない子供が…。病院は生と死が隣り合っている場所。とても神聖な場所だと思う。涙にうれし涙と悲しみの涙があるように…。誰しもどうして自分が…どうしてわが子が…と思うのは当然だと思う。でも、みんなそれに代わるものを抱えて生きている…。その時、その瞬間を大事にして生きたくなった。後悔しないように…。DVDも原作も、また折を見て手に取りたいと思った。2011/10/09

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