内容説明
小説の執筆に追われていても、日々の晩ごはんは欠かさない!TVの料理番組の優良モニターと化しながら、亀と親しみ、劇場に出かけ、乗馬を楽しむ。直木賞作家の日常をあますところなく綴った、公式ホームページの日記が文庫オリジナルで初登場。ガラパゴス旅行記も収録。
目次
二〇〇七年一月
二〇〇七年二月
二〇〇七年三月
二〇〇七年四月
二〇〇七年五月
二〇〇七年六月
ガラパゴス紀行
著者等紹介
松井今朝子[マツイケサコ]
1953年、京都祇園生まれ。歌舞伎の企画・制作に携わった後、故・武智鉄二氏に師事し、歌舞伎の脚色・演出を手がける。97年『東洲しゃらくさし』で小説家としてデビュー。『吉原手引草』で第137回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
18
最近は夜ご飯などと水平思考的な言葉が蔓延している。そんな中、晩ごはんと銘打つ本書に手が伸び、中身も見ずに即購買。毎日の晩ごはんを記録し、その時の番組やニュース等に大いなる想像力を働かせ、辛辣かつ温かい?感想を述べる半年間の日記。私の好きなキムタクを悪く言う、辛口な批評もあります。驚くべきことに、食された晩ごはんは五穀米弁当ともっちり豆腐を除いてほぼ毎日違う。つまり、少なくとも半年で180種類以上もの晩ごはんを食べているのです。でも料理への感想は全くなく、私が求めた内容とかけ離れていて、ちょっと残念でした。2022/02/13
なにょう
18
アグレッシブ。なんとなく30代後半くらいかなと思ってたら、自分の母親と同じくらいのお年だった。内館牧子さんといい、扇千景さんといい、国谷さんといい、気合いの入った先達たちよ。★「沈みゆくタイタニック」と日本を揶揄されるが、そんな日本の中でも私たちは生き続けなければならない。確かに政治家もどうよと思う顔ぶれだし、ドラマとかの質の低下も著しいし、「伝統」の存続も怪しいものである。でも…昭和に戻りたいとも思わない。リスクも大きい変わりにチャンスも大きい今の方がいいと思う。2016/10/23
緋莢
17
恩田陸のエッセイ『土曜日は灰色の馬』で紹介されており、興味を惹かれて手に取りました。2007年1月から6月の著者のブログを書籍化したもので、晩ごはんをその日の タイトルにして、その作り方を書いている日もありますが、観た芝居やTV、気になるニュースについて書いている日が多いです。巻末には「ガラパゴス紀行」が収録されていますが、その後に一緒に行った萩尾望都による「進化論のガラパゴス」というエッセイ漫画が収録されており、さらに楽しめました。ガラパゴスにも、おじさんかおばさんか分からない人が いるようです(笑)2020/11/01
るぴん
11
巻末の萩尾望都さんの漫画読みたさと、以前読んだ『吉原手引草』が面白かったので購入。馬に乗ったり、観劇したり、政治に憤ったり、美味しいものを作ったり食べたり。松井さんはパワフルでアクティブで頭のいい方なんだなぁ(^^)1人暮らしなのに、毎日手を抜かずにしっかり料理されている姿勢は見習いたい(ーー;)元々歌舞伎関係の方だから、先日亡くなった勘三郎さんの話題も多く、読むと切なくなった。2012/12/13
そうたそ
7
★★★☆☆ ブログを書籍化したものらしい。「吉原手引草」が刊行された2007年頃の日記なので、今読むとかなり前の話に思える。驚くべきは、日々の晩ごはんにメニューの被りがないこと。普段、メニューを考えるのに疲れたような、困った時の定番手抜きメニューがある者としては恐れ入るばかり。また、観劇の話も多く、著者の日常生活が垣間見える日記になっている。政治の話題が多いことには辟易してしまうが、書籍用に書かれたものでなく、ブログをまとめただけの一冊であるので、そこまで求めてしまうのは野暮なのかもしれない。2024/12/29




