内容説明
季節の風のなかを、ふしぎとやさしさをのせて、きょうも空いろのタクシーが走ります。心やさしいタクシーの運転手、松井さんとお客さんの出会いがひろがる「あまんきみこ童話集2」。
著者等紹介
あまんきみこ[アマンキミコ]
1931年、旧満州に生まれる。デビュー作『車のいろは空のいろ』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸推奨作品賞、『こがねの舟』(以上ポプラ社)で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞、「車のいろは空のいろ」シリーズ(全3巻)で赤い鳥文学賞特別賞、『きつねのかみさま』(以上ポプラ社)で日本絵本賞など多くの賞を受賞
武田美穂[タケダミホ]
1959年、東京に生まれる。日本大学芸術学部中退。生命力あふれる表情豊かな絵で子どもの世界をいきいきと表現している。自作の絵本に『となりのせきのますだくん』(講談社出版文化賞絵本賞、絵本にっぽん賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(絵本にっぽん賞、けんぶち絵本の里大賞)があり、その他の絵本に『おかあさん、げんきですか。』(日本絵本賞大賞、同読者賞/以上ポプラ社)など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫 綺
116
先日読んだ「活版印刷三日月堂: 海からの手紙」に引用されていたので、読んでみた。心温まる松井さんの空色タクシー。不思議なお客が多くても神対応、やさしい思いやりのあるタクシー運転手のお話。2017/05/27
チロル
17
図書館本。小学生の頃、我が家に単行本『車のいろは空のいろ』がありました。本書は、そのシリーズより様々に抜粋され収録されてあります。不思議なタクシー?の運転手 松井さん を読むなら、本書「童話集2」へ☺️沢山のファンタジーが詰まっていて懐かしくって、楽しめました!何話かは再読なはずですが「白いぼうし」しか思い出せず(^^; 全作品に共通する、松井さんの優しい眼差しが感じられて。乗客さん達にも、きっとその優しさがきちんと伝わっているのですよね★ 松井さんに会って、乗客さんとのエピソード 直々に聞いてみたいな♪2020/10/23
おはなし会 芽ぶっく
10
『 車のいろは空のいろ / ふうたの雪まつり 』 『司書と先生がつくる学校図書館』より3年生向け。2021/03/28
雨巫女。@新潮部
9
《私-図書館》松井五郎さんのおっかけ終了。挿し絵が、今まで北田さんも良かったけど、大好きな武田美穂さんの絵もいい。2018/05/28
だんでらいおん
5
【図書館本】活版印刷三日月堂シリーズ2巻の1話目であまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」が出てきます。気になったので読んでみました。空色のタクシー運転手の松井さんが不思議なお客様を乗せた連作短篇集。少し内容は違うようですけど、悲しくてあたたかい、懐かしい気持ちになりました。2020/02/25