内容説明
この物語のなかで“ぼく”が出逢った不思議な仔犬、ハル。韓国語で「1日」という意味の名前を持つこの犬は、わたしたちに幸せの意味について教えてくれました。そう、ハルはまさに哲学する犬でした。もうすでに、ハルから幸せや愛の見つけ方、感じ方のヒントをもらった人も、そうでない人も―一見退屈そうに見える日常のなかから、なにげない言葉のなかから、幸せの芽を見つけてみましょう。
目次
第1章 ハルの幸福論(幸せ;愛 ほか)
第2章 ハルの心(耳がふたつある理由;あなたこそ幸せです ほか)
第3章 ハルの大切なもの(ライフスタイル;人生はここに ほか)
第4章 ハルのパートナー(あなたの本分は何ですか?;パートナー ほか)
第5章 ハルの1日(あと1日しか生きられなかったら;鳥に尋ねてください ほか)
著者等紹介
クォンデウォン[クォンデウォン]
「朝鮮日報」新春文芸において、詩の分野で文壇デビュー
蓮池薫[ハスイケカオル]
1957年新潟県生まれ。中央大学在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。現在は新潟産業大学で朝鮮語の非常勤講師・嘱託職員として勤務するかたわら、中央大学に復学して法学の勉強中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佳乃
17
哲学する犬「ハル(一日)」が教えてくれること。大切なメッセージ。心が疲れていたから、ハルに助けられたように感じます。ハル、ありがとう。2020/02/13
AKIKO-WILL
8
ハルのシリーズ2作目!ハル2は、偉人の格言集にハルが語る哲学と合わせて書かれています。ハル犬が今回も色んな場所に旅するので見ていてほのぼのします!与えてもらうよりも与える愛。満たすよりも捨てる事の大切さ。相手の心を開かせるより自分から心を開き、相手の言葉に耳を傾けて聞くコト…一日ハルを大切に生きるコトなど心が疲れている時にストンと入る本です。2013/08/22
喪中の雨巫女。
6
《私‐図書館》ハル=韓国語で1日。犬のハルと哲学者の名言を考えてみる。2012/06/04
書の旅人
4
去年は有り過ぎる程の問題に打ちのめされ、今年になってもその余波に、頭を抱えてしまう事もありました。読みたい本を、面白そうだと思った本を手に入れた時、介抱された気分にはなるのだけど、これまでの様な満足感ではなく、積み上がった本に押し潰される気にもなりました。そんなある日、犬の絵に惹かれ、手にしたこの本を読み進めるうち、少しずつ心が軽くなり、前を向く事が出来ました。2016/01/13
MOTO
3
小さなことには拘らなそうな空でも、晴れたり曇ったり、嵐を呼んだり。毎日晴天で満開のお花畑の様な心でありたいけれど、そんなワケにはいかないから哲学や宗教が生れるのだ ろう。 >人生を楽しめる様にすべてのものを下さい、と願ったら神様はすべてのものを楽しめる生だけを下さった。核の一文はコレな気がする。2019/06/16