内容説明
栃錦と若乃花、ローマ・オリンピックに秋祭り、ソ連の月面観測用ロケット・ルーニク3号―。日本中が高度経済成長への期待に沸き、誰もが精一杯に、明るく暮らしていた昭和30年代の四国・香川県の海辺の町。小学生たちをめぐる「事件」と大人顔負けの活躍を描いた連作短編集。
著者等紹介
芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県生まれ。72年早稲田大学文学部卒。86年『スサノオ自伝』で小説家デビュー、90年に『青春デンデケデケデケ』で文藝賞、翌年に直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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myunclek
12
子どもの頃の僕の思い出。1960年代の昭和真っ盛りだった港町での生活。所は違っても、時代背景が同じだから直ぐにとけ込めるお話の数々。貧しいながら、心豊かな楽しい時代でしたね^ ^2017/12/01
ga-ko
8
素敵な子供時代、まさに子供らしい子供たち!何だか懐かしい気持ちまでしてくる 経験していないのに・・。こんな風に子供時代を過ごした人は、きちんと大人になれるんだろうなあと感じる2015/12/28
めにい
3
芦原氏は私の知り合いの旦那さんなので、実際にお会いしたことはないけれど親しみを感じている。ものすごくいい人なんだなあと物語を読んでいつも感じている。フミノリがとても面白い。同年代だけれどこういう子供時代は送らなかった私にはとてもうらやましいたくましい子供たちだ。2014/07/25
ひろ
2
楽しかった。海辺に育つって良いな。2021/04/12
すー *
2
淡々と進んでった物語でした。おもはず「ぶはっ!」って笑ってしまった部分もあります。2011/09/08