内容説明
いっしょにすごすのは、どうせ、きょうとあしただけ。だから、なかよくなんかしなくたっていいや。そうおもっていたのに…。おかしいな。なんでだろ。バイバイがつらいわけ、ないのに…。
著者等紹介
薫くみこ[クンクミコ]
東京都生まれ。女子美術大学デザイン科卒業。「十二歳の合い言葉」(ポプラ社)で日本児童文芸家協会新人賞を、「風と夏と11歳」(ポプラ社)で産経児童出版文化賞を受賞
ささめやゆき[ササメヤユキ]
東京都生まれ。出版社に勤務したのち、ヨーロッパ、ニューヨークでの遊学を経て、フランス・シェノブール美術学校で絵を学ぶ。ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールにて銀賞を、「ガドルフの百合」(月刊MOE掲載・のちに偕成社から出版)で小学館絵画賞を、「真幸くあらば」で講談社出版文化賞さしえ賞を、「あしたうちにねこがくるの」(講談社)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
20
息子はオニヤンマを捕まえた場面で手を叩き「やった!捕まえた!!」と自分のことのように喜んでいました。2021/12/08
いろ
17
2日だけ一緒に過ごす男児と女児のお話。最初のぎこちなさから,「とんぼのくに」へ行く約束~「おうさま」を介して一変する気持ちの急接近がいい。全体的に心理描写や詩的表現が多くて,そういうのを理解するのが苦手な8歳男児には響かない部分も多めw それでも,トンボがたくさんの場面やオニヤンマとの出会いの場面は好きだったみたい。別れの場面にはジンと来たけど,最後の絵にはちょっぴり…。2016/09/21
Naomi
15
夏、2日間だけ一緒に過ごす、ぼくとひなこ。チグハグしているようで、トンボを通して心が近づいた感じ。表現がよかった。 2017/08/26
ツキノ
13
(E-327-38)薫くみこ×ささめやゆき。はじめて会ったツトムとひなこ。「としが おなじだからあって、きが あうとは かぎらないのは、おとなも こどもも いっしょなんだぞ。」そうだね~!とんぼいけでたくさんのギンヤンマ。夏の思い出。ちょっと複雑な心境を描いている。2018/08/09
ヒラP@ehon.gohon
12
事業所で読み聞かせしました。2020/08/24